英語学・言語学分野 |
須賀 あゆみ
SUGA Ayumi |
私たちが日頃行っている会話はどのようにして成り立っているのでしょうか。言葉の意味や文法規則だけではなく、文脈や場面を考慮しながら、その仕組みについて考えていきたいと思います。
研究テーマ:指示表現に関する会話分析的研究 |
笹本 涼子
SASAMOTO Ryoko |
コミュニケーションがことばだけでなく視聴覚を通じたマルチモーダルなものであることに注目し、感覚や感情の伝達に関する研究に力を入れています。最近では、オノマトペや絵文字を用いた感情の伝達、テロップなどの「画面上の文字」に関する語用論的なアプローチを探求しています。語レベルでの語用論分析を超え、学際的な視点からコミュニケーションの本質を解明していくことを目指しています。
研究テーマ:言語・非言語コミュニケーションの境界線および知覚と感性のコミュニケーション |
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イギリス言語文化学分野
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市川 千恵子
ICHIKAWA Chieko |
イギリスの近現代の小説には、当時の人々の息吹、社会事情、さらに国内外の問題が書き込まれています。また、現在的な問題が実は解決されないまま長く存続してきた背景を知る刺激も提供してくれます。文学作品の言語・表象の研究を通して、階級やジェンダーをめぐる諸問題を考えていきましょう。
研究テーマ:小説を中心とする近現代イギリス文学の研究 |
齋藤 美和
SAITO Miwa |
「詩を的確に読むためには、意味を取るだけでは十分ではなく、またそれがいつも必要だとも限らない」ことを実際に体験しつつ、詩を鑑賞したいと思います。
研究テーマ:17世紀イギリス詩を中心とした英米の詩の研究 |
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アメリカ言語文化学分野 |
竹本 憲昭
TAKEMOTO Noriaki |
現代アメリカ小説は優れた翻訳が多く、比較的容易に鑑賞できますが、翻訳にはやはり限界があります。一言一句のかけがえのなさを実感しながら原文を読んでいく楽しさをぜひ共有していただきたいと思います。
研究テーマ:現代アメリカの文化状況と小説の研究 |
中川 千帆
NAKAGAWA Chiho |
小説は社会を反映し、また社会を形作るものです。女性作家による小説には、彼女たちを取り巻く社会に対する疑問や不満、また社会への働きかけが描かれています。女性たちの性・生と社会との関わりを様々な時代に描かれた作品、特にゴシック小説を対象に研究しています。
研究テーマ:アメリカの女性文学とゴシック小説の研究 |
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ドイツ言語文化学分野 |
吉田 孝夫
YOSHIDA Takao |
ドイツ語圏の民衆文学と、それを源にして生まれた文学・芸術作品を研究しています。グリムの伝説集とメルヘン集、17世紀ドイツの小説『阿呆物語』、バッハ『マタイ受難曲』に用いられた近世ドイツの讃美歌などが対象です。ドイツの児童文学者プロイスラーの翻訳も手掛けています。
研究テーマ:近世ドイツ文学、民俗文化、スイス文学、特にR・ヴァルザー |
児玉 麻美
KODAMA Asami |
18世紀後半から19世紀前半にかけてのドイツの文学作品における〈文学〉と〈政治〉の関わりについて研究しています。出版や集会の自由などが厳しく制限された三月前期のドイツ語圏において、作家たちが抑圧的状況下でどのようにして作品を書いたか(あるいは書けなかったのか)ということに関心をもっています。
研究テーマ:ドイツ文学、啓蒙主義、三月前期、ファウスト |
フランス言語文化学分野 |
高岡 尚子
TAKAOKA Naoko |
文学作品を中心に、フランス語で表現されたものを通じて、言葉のつながりの面白さを考えたいと思います。また、ジェンダーの視点から、言語文化を読み解くことにも挑戦したいと考えています。
研究テーマ:19世紀のフランス小説、特にジョルジュ・サンドの研究 |
森田 俊吾
MORITA Shungo |
フランス文学(主に詩作品)における言葉のリズム(同じ音の連鎖、アクセントやイントネーション)および韻律法の研究を行っています。言葉のリズムをどのように翻訳し、伝えるかということについても関心を持っています。
研究テーマ:近現代フランス詩およびアンリ・メショニックのリズム論・言語理論の研究 |
外国人教師
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マーク・スコット
Mark SCOTT |
Poetry, especially modern poetry, is thought to be difficult to understand
and enjoy. Idon't think it has to be. Poetry is a kind of talking about
the world , and the talking in poetry, like the talking in life, is variable---from
high to low and in-between. To study poetry is to hear ourselves think
and feel. |
トーマス・ハックナー
Thomas HACKNER
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外国の言語や文化を学ぶことは、視野を広げる絶好の機会です。ただ文法や単語を暗記するだけではなく、同時に異国の文化、風土、慣習なども学ぶことにより、比較文化的な視点も身につけてもらいたいと思っています。
研究テーマ:日本近代文学・文化史、アヴァンギャルドの文学、日本近代文学における風景または自殺の美学 |
イザベル・トノムラ
Isabelle TONOMURA |
語学の授業でも、文学テクストの読解でも、言葉を通じて、ボキャブラリーを豊かにし、読書の習慣を身につけながら、フランス的な人間像を理解してもらえるよう努めています。
研究テーマ:19世紀末フランスの文学的アナキズム |