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「情報科学教育検証シンポジウム」を開催しました

  奈良国立大学機構奈良女子大学は3月31日(金)に情報科学教育検証シンポジウムを開催しました。奈良女子大学では1991年度に理学部情報科学科数理情報科学講座が設置され、情報の学理の教育を開始しました。
 その後、2014年度に生活環境学部情報衣環境学科生活情報通信科学コースに改組、さらに2022年度には同学部文化情報学科生活情報通信科学コースに改組を行い、現在はSDGsやSociety5.0も視野に入れ、「生活者目線で情報システムや情報機器を研究開発可能な(DXを推進可能な)女性人材」の育成を進めています。シンポジウムでは2008年前後に修士課程を修了し、企業・研究所・大学等で専門職に従事するOGに登壇いただき、本学での情報科学教育がどのように業務に役立っているか、学生時代に学んでおきたかったことは何かについて報告していただきました。
 その後、文部科学省研究振興局参事官補佐神部匡毅氏、株式会社ネクイノ代表取締役石井健一氏、元宇宙航空研究開発機構福田正大氏より報告に対するコメントが行われました。高度情報専門人材の育成については自治体・産業界等からも強く求められているところです。その責務を奈良女子大学の生活情報通信科学コースが担えるよう、教育研究を質・量双方の側面から充実させていきたいと考えています。

シンポジウム当日の様子シンポジウム当日の様子
文部科学省研究振興局参事官補佐神部氏による講評文部科学省研究振興局参事官補佐神部氏による講評