文学部長からのメッセージ

文学部長からのメッセージ

 

野村鮎子

野村鮎子

 

社会全体が大きく変化する中で、かつてないほど女性への期待が高まっています。しかし、それを支える制度や環境はいまだ整っておらず、加えて、世の中の一部に女性の役割を限定的にとらえようとする社会通念が残存しているのも事実です。女性にとって開けにくい扉、あるいは開いているかのようで半分は閉まったままの扉もあります。

しかし、扉はいつか必ず開きますし、これからの社会にはその扉を開く女性が必要です。  奈良女子大学の文学部はこの混沌とした時代を生きるあなたを、学問を通じて勇気づけ、力を与える場でありたいと思っています。

みなさんは意外に思われるかもしれませんが、戦前、男女別学の時代、大学への門戸は女性に閉ざされていました。その時代から本学は日本に二つしかない官立の女子高等師範学校として女性の高等教育を担ってきました。文学部の前身は戦前の奈良女子高等師範学校の文科であり、その歩みは女子教育の歴史そのものです。ここには学びの扉を開いた女性たちの伝統が受け継がれています。

文学部の学問はすぐに目の前の何かに役立つものではないかもしれません。しかし、ここで鍛錬した物事を洞察する力、論理的に思考する力、自らの考えを発信する力は、きっとあなたの未来の職業や生涯の学びを支える基礎となるはずです。  しかも本学の文学部の学びは多様です。一般に「文学」という言葉から連想されるものよりずっと幅広いものです。ここにはあなたがこれまで知らなかった学問との出会いがあります。

大学はまた夢や理想をともに語りあう生涯の友を得る場所でもあります。  

あなたの大学生活の扉をこの奈良の地で開いてみませんか?

pagetop