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〜〜こんな授業があります〜〜

2023年度の授業から
担当教員

【子ども史特殊研究】
 逸見勝亮『学童集団疎開史 子どもたちの戦闘配置』を精読することを通して、学童集団疎開について考察するとともに、子ども史研究の方法について検討する。

 

二井仁美

【教育社会学特殊研究】
 N・ルーマンの社会システム理論によれば、教育システムと芸術システムは近代になってそれぞれ全体社会から分化した機能システムと捉えられる。近代教育においては芸術との関わりがさまざまに模索されてきたが、システム理論の立場からは、そこに社会という媒介項を抜きにしては考えられない。この授業では、芸術と社会の相互関係について、主としてルーマン社会システム理論に依拠しつつ論じる。

 

保田 卓

【比較教育学特殊研究】
 様々な国・地域の教育を研究し、その多様性と共通性を知ることを通して教育の本質を考察する。また、多様な世界の教育の背景でもありつつ、教育が作り出す文化的多様性を踏まえ、日本の教育の特性を考察する。

 

小野寺香

【社会教育論】
 この講義では、“社会教育”に関するテーマを、語り(ナラティヴ)という観点から、大まかに(1)基本概念、(2)“実践”、(3)歴史、の三つに分けた上で、受講者とともに−ディスカッションとワークショップを大いに取り入れつつ−検討していく。なお、多くの映像資料等を批判的に検討してゆくための場も設けることで、“メディアと社会教育”についても理解を深める支援を行いたい。

 

林 美輝

(非常勤)

【生涯教育学特殊研究】
 本科目では、(1)近代日本における生涯教育(生涯学習・社会教育)の歴史的理解、(2)社会教育と社会事業(社会福祉)の親和性と相対的独自性に着目した教育福祉論、(3)社会的に不利におかれやすい人々の中でも特に障害のある人々の人権侵害の歴史と基本的人権・学習権保障の展開、などを取り上げ論究する。

 

山ア由可里

(非常勤)

【音楽教育学特殊研究】
 (1)儀式とは歴史的にどのような存在で、そこに集う人たちはどのようなふるまいを求められ、儀式はどのような機能を果たしてきたのか、近代日本における儀式の意味と機能について、日本人になじみ深い卒業式を題材にアプローチする。(2)音楽はどのような歴史的・社会的な文脈の中で生み出され、人々はこれらの文脈の中で、いかに音楽に触れ、聴くことになったのかを考察する。(1)(2)のテキストに基づいて、受講者同士でディスカッション形式の検討を行う。

 

藤井康之

【哲学特殊研究】
 ウクライナ戦争とともに世界はまったく異なる相貌をみせ、「戦争」に対する見方もいわゆる現実主義へと大きくシフトすることになった(防衛費急増はその一面にすぎない)。この事態はいったい何を意味するのか。この問いに対しては、「平和」の側からだけではなく、「戦争」の側からアプローチすることも必要である。政治体制の違いや民主主義の在り方まで視野に収めたウォルツァーの『正しい戦争と不正な戦争』や『義務』は、狭義の正戦論にとどまらぬ射程を有するので、これらを梃子に戦争と平和を問う。

 

柳澤有吾

【宗教学特殊研究】
 奈良とアジアの宗教をテーマにした講義。身近にある宗教を考察していく。アジアでの調査報告を取り入れたグローバルな講義を目指す。(1)『万葉集』と宗教(2)アジアの宗教

 

芦名裕子

(非常勤)

【身体文化学概論】
 「身体」を通して社会を見るとどのような姿が見えてくるのだろうか。本講義では、新しい社会を見る入り口としての「身体」に着目し、そこからどのような社会や文化の姿が見えてくるのか、またその方法とはどのようなものかについて講義する。具体的には、映画や絵画などを中心としたヴィジュアル・カルチャー(視覚文化)を見て、そこに表現される身体について考察しながら、歴史学、社会学、人類学、文学など多様な領域にわたる身体文化学の諸理論を紹介してゆきたい。特に、ミシェル・フーコーとノルベルト・エリアスの議論を中心に紹介し、そこからさまざまに関連を広げてゆく予定である。

 

鈴木康史

            

                                     授業風景(中央の1枚は演劇ワークショップの様子)


 

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