研究事例の紹介

「持続可能性のデザイン」「いのちを守るデザイン」という2つのコンセプトの下、素材工学や情報工学、環境デザインといった専門分野を横断した研究を行います。こうしたコラボレーション研究を通して、生活者の視点からの工学を推進し、人と暮らしを中心としたものづくりを実践します。

研究内容

アパレル材料学


黒子 弘道 教授

研究分野:高分子構造、固体核磁気共鳴法

繊維の性能・物性は分子レベルの高次構造と密接な関係があるため、高性能繊維開発のためには繊維の高次構造と物性との関係を明らかにすることが重要です。主に固体NMR及び量子化学計算を用いて繊維の高次構造と物性との関係を明らかにし、高性能繊維開発の基礎的研究から応用研究まで行なっています。


佐野 奈緒子 准教授

研究分野:ナノ材料化学,分析化学

表面分析を中心に様々な科学的分析手法を用いて、古代から現代にわたるあらゆる種類のテキスタイル、それに用いられた繊維また使用された染料を研究対象とし、それらの劣化、形状および化学変化過程や原料の解析、年代特定を研究することにより文化財の修復、保存および復元に関して深い理解をするとともにその分野に貢献します。


橋本 朋子 助教

研究分野:高分子・繊維材料,生体医工学・生体材料学

健康で快適な暮らしを支え、QOLを向上させうる機能性シルク材料に関する研究を進めています。シルクの高分子構造や諸物性の詳細な解析と併せ機能性付与を行い、用途に応じて求められる物性を有しながら機能性を発現するシルク材料の創出を目指しています。さらに生体と機能性材料の相互作用解析に取り組んでいます。

人間情報学


才脇 直樹 教授

研究分野:生活に関連する人間情報学及びHI,ウェアラブルコンピューティング

生活の中で人間や環境から得られる各種情報の計測・分析に基づいて、ヒューマンインタフェースを構築するための研究を行なっています。また、こうした情報システムを社会や生活環境に役立てるための応用研究にも取り組んでいます。対象は、健康看護、脳科学、農業、芸術、ウェアラブル、サービスサイエンス、家電や車等幅広い。


吉田 哲也 教授

研究分野:機械学習,データマイニング,データ解析

私たちの日常生活をより豊かなものにするために、計算機や情報技術を用いて,生活環境などのデータに隠れた関係や性質を見つけ出して活用するための研究を行っています。特に、膨大なデータに押し流されないように、データの関係に着目して新たな知識を見つけ出す研究を行っています。


佐藤 克成 講師

研究分野:触感情報伝達,バーチャルリアリティ,五感インタフェース

優れた快適性と機能性に加え、生活を情緒豊かにする衣製品の実現を目指しています。五感の中でも触感に着目し、触感刺激が心身に及ぼす影響を、バーチャルリアリティの技術を応用して調べます。さらに調べた結果をもとに、触感を記録・再生する装置の開発や、触感技術の応用手法の検討に取り組みます。

建築環境学


久保 博子 教授

研究分野:人間工学,温熱環境,睡眠環境,高齢者環境

生活に密着した視点で、健康で快適な生活を創造するための環境条件について、人間工学や建築環境工学の手法を用いて研究しています。トピックとしては、「暑さ寒さと在室者の快適性」「適正な冷暖房設備」「快眠のための環境調整」「高齢者の健康のための環境や空間」「暑さ寒さの個人差」などの内容で、学内外で共同研究を行っています。


藤田 盟児 教授

研究分野:都市・建築史,保存再生,建築芸術学

専門分野は、歴史的環境の調査・研究・保全活動です。社会に共有された記憶としての歴史的建造物や周辺環境を、共感を得て保全し活用するには、その価値を知らなければなりません。価値には合理的なものから美のような感性的なものまであり、その調査と研究を行います。


藤平 眞紀子 准教授

研究分野:木材・木質材料、住居管理

生活の場である住宅や建築物の耐久性および耐久性向上について、材料および維持管理の面から研究を行っています。材料の特性を活かして、使用環境に応じた維持保全のあり方を検討しています。また、木材・木質居住環境について、物性的な性能評価とともに、ヒトの感性評価を通じて、その魅力の解析に取り組んでいます。