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						 院生自ら企画運営する研究セミナーです。
						
						  
						
						
                          
                            |  ポスター(.pdf)
 | セミナー(1)
 
 「 シルクロードのひとびとPart3」
 〜−創る・作る・造る−沙漠民への
 歴史・生活・文化に対する「生産」の意義とは?
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                            | 日時 | 2008年7月5日(土)13:00〜 17:00 | 
                          
                            | 場所 | 文学部南棟S120教室(地域環境学地図室) | 
                          
                            | 内容 |  中国西北部に位置する新疆ウイグル自治区は乾燥地域に属しています。当地域はシルクロードの要衝として一般的に認知され、当地に居住するひとびとは歴史をつくり、農をつくり、そして文化や習慣をつくり、これまでの生活を築き上げてきました。その一方で、現在では中国の経済発展とともに、この地域における社会、文化、環境は大きく変化しつつあります。本セミナーではこうした社会と自然の変化の中で生きるひとびとのくらしをテーマとして、多角的な視点から理解することを目的とします。今回は、ひとびとのくらしの中でも、「つくる(作る・造る・創る)」という人間的営みをキーワードとして、生産性・創造性に焦点を当て、歴史学・地理学・文化人類学・経済学などの視点から若手研究者に斬新な話題提供をして頂く予定です。また、現地の文化を映像で紹介するコーナーも設けますので、ふるってご参加下さい。
 
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                            | 企画 | 社会生活環境学専攻 鷲尾惟子 ほか | 
                        
				      
				        <報告>
				       中国・新疆ウイグル自治区に暮らす人々の生活と文化、中でも今回はくらしの中にある様々な「つくる」という人間の営みをキーワードにしてセミナーを開催しました。まず、本学博士後期課程の古澤から当地において行われる農業の地理的条件と綿花栽培について、発表を行い、次いで、九州大学博士後期課程の田先氏からは当地において生産される綿花・綿布の使用と生産の歴史についてお話して頂きました。
			           
			          また東京農工大学大学院連合博士課程に在籍し新疆からの留学生であるマイラ氏からは近年台頭してきたトマト生産の現状と課題について、熊谷氏からはウイグル族の食文化そして漢族食文化の受容と改変について話題提供をして頂きました。
			           
			          今回で3度目となりますが、毎回新たな視点が加わり、研究をより一層深めていく機会を得られたと感じております。 
				      参加者:講演者3名、本学教員1名、本学院生・学部生8名、学外者40名、計52名
				      
		              
  
		                文 責:博士後期課程 社会生活環境学専攻1回生  古澤 文
		                  
			            
 
			            
	                  
	                  
					    
					    
					   
					  
                      
                        
                        
                      
                        
                          
						  
                            |  ポスター(.pdf) | セミナー(2)
 
 『雨戸を語る』
 テーマ:「建築家と雨戸」
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                            日時 | 2008年7月13日(日) 13:30〜15:30 | 
                            | 場所 | 奈良女子大学 佐保会館1階 第二和室 | 
                          
                            | 講師 | 藤森照信氏 (建築史家・建築家・東京大学教授) | 
                          
                            | 内容 |  雨戸はこれまでほとんど語られることがありませんでした。雨戸は過去のものと言われることもあります。しかし一方で「雨戸のある生活」も存在しています。そんな矛盾した存在である雨戸について,皆さんと一緒に考えたいという思いから,このセミナーを企画しました。講師に藤森照信氏をお迎えして,建築史家として建築家としてみた「建築家と雨戸」について語っていただきます。また,企画者でもあり,住生活学の立場から雨戸について研究している学生からの報告もさせていただきます。
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                            | 企画 | 社会生活環境学専攻 神戸美音 ほか | 
                        
 
                        
                        <報告>
                         大学院生の自主企画によるセミナー『雨戸を語る』を2008年7月13日(日)13:30〜15:30、本学同窓会会館佐保会館1階和室にて開催した。講師に建築史家、建築家として活躍中の東京大学教授藤森照信氏をお招きして、「建築家と雨戸」というテーマで講演いただいた。
                           
                      藤森氏が建築史家として出会った雨戸について、また自ら手がけた住宅における雨戸について等、スライドを用いてお話いただいた。建築雑誌や写真からはわからなかった建築家と雨戸の関係や雨戸の詳細など、貴重なお話を伺うことができた。
                       
                      参加者は39名であり、そのうち本学学生は12名であった。
                      
                        文 責:博士後期課程 社会生活環境学専攻3回生 神戸美音 
                          
 
                           
			           
                          
                        
                        
                        
                      
                        
                          
						  
                            |  ポスター(.pdf)
 | セミナー(3)
 
 「対人関係を築きにくい子どもたちへの統合的アプローチの展開に向けて
 〜表現し、受容し、共感する力の育成〜」
 
 
 
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                            日時 | 2008年9月23日(火)14:00〜16:00 | 
                            | 場所 | 文学系N棟 N101 | 
                          
                            | 講師 | 森岡 正芳氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 教授)
 崎山 ゆかり氏
 (武庫川女子大学短期大学部幼児教育学科 講師)
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                            | 内容 |  対人関係を築きにくい子どもたちが増えています。セミナーの企画者3人は、そのような子どもたちへの実践的な取り組みを行う中から、「伝え合う力(表現し、受容し、共感する力)の育成」に着目しました。臨床心理士、音楽教室主宰、保健師の3人の企画者がそれぞれの実践事例を提供し、斯界の第一人者であられる森岡正芳氏、崎山ゆかり氏からご教示をいただきながら、対人関係を築きにくい子どもたちへの統合的アプローチの展開に向けた現実的な方策を見いだしていきたいと考えています。
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                            | 企画 | 社会生活環境学専攻 畷 素代 ほか | 
                        
 
                        <報告>
                         今回のセミナーでは、対人関係を築きにくい子どもたちの伝え合う力(表現し、受容し、共感する力)を育成するアプローチについて、音楽教室主宰、臨床心理士、保健師の3人の企画者がそれぞれの実践活動について事例を提供し、各事例に対してお二人の講師から、実践を研究につなげていく視点についてご指導いただく形をとりました。
                           
                        実践報告ではない研究論文としての枠組み・システムをしっかりと構築し、実践の中で起こっている事象の展開点を捉え、展開点をデータ化し分析することが実践的研究ということをあらためて理解することができ、今後の研究活動へのモチベーションを高めることができました。
                         
                        このセミナーが、参加してくださった方々にとって実践的研究のおもしろさを知るきっかけとなれば幸いです。
                         
                        参加者:14名(学内8名,学外6名)
                        文責:奈良女子大学大学院 人間文化研究科 
                        社会生活環境学専攻 人間行動科学講座  畷 素代
                        
                        
                        
 
                        
                        
                        
                        
                        
                        
                        
                        
                          
						  
                            |  ポスター(.pdf) | セミナー(4)
 
 「SURVIVE from sexual violence
 ―each style & our community―」
 
 
 
 
 
 
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                                日時 | 2008年10月25日(土)写真展―10:00〜18:00
 講演会―13:00〜18:00
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                            | 場所 | 大学会館2F 大集会室 | 
                          
                            | 講師 | 大藪順子(フォトジャーナリスト)野坂祐子
 (大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター 講師)
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                            | 内容 |  性暴力被害という過酷な情況を抱えながら「生き続ける」人々。彼らが闘わねばならないのは、被害による直接的な影響だけではないのです。「悪いのは加害者である」という当たり前の事実を被害者たちに叫ばせるのは、一体何なのでしょう?また、彼らのスピークアウトに出会うとき、「私たち」はどう感じるでしょう?
 「彼ら」と「私たち」の間に境界線を引かせるものとは・・・?
 それぞれの立場で性暴力被害に関する支援・啓発活動に携わっておられるお二方を講師に迎え、安全感の中でこういった問題を共に考えることのできる機会の提供を目指します。
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                            | 企画 | 人間行動科学専攻 中岡 純子 ほか | 
                        
 
                          
                        <報告>
                         本セミナーは、性暴力からのSURVIVE(生き抜くこと)をテーマに、@性暴力被害者の実情を広く伝えることA参加者個々人が安全感の中で性暴力の問題と自身との繋がりについて考えられる機会を提供することの2点を目的として開催した。
   
                            目的@に関して、性暴力サバイバーの素顔を撮り続けるフォトジャーナリスト大藪順子氏の講演及び写真展「STAND」を実施。
   
                          目的Aに関しては、臨床心理士で犯罪被害者支援の実践者及び研究者である野坂祐子氏(大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター講師)の講演「They/We―『当事者』と『私』の間にあるもの―」を実施した。
                           
                          また、目的Aの結果の共有を意図して講演後に設けた1時間のコミュニケーションタイムでは、性暴力の問題について様々な立場(被害経験者・被害者家族・教育・司法等)で関心をお持ちの方から多くの発言が寄せられ、相互交流性の高いセミナーとなった。
                         講師を除く参加者は25名、うち本学学生及び教員は8名であった。
                        
文責:奈良女子大学大学院 人間文化研究科 人間行動科学専攻 中岡 純子
                      
                          
 
                          
                          
                          
                          
                          
                              
                              
                          
                          
                            
                              |  ポスター(.pdf)
 | セミナー(5)
 
 「Iターン就農による耕作放棄地の再生」 
 
 
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  日時 | 2008年11月25日(火) 15:00〜17:3015:00〜16:00 講演会
 16:00〜17:30 情報交流会
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    | 場所 | 生活環境学部会議室 A棟1階 | 
  
    | 講師 | 松浦二郎氏(広島県大崎上島在住、50歳代から農業従事者、
 高松出身、元運輸省勤務)
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    | 内容 |  中山間地域においては、現在集落の小規模、高齢化が進んでいます。そこでは、これまでの行政主導から、民間の多様な主体が地域づくりの担い手として活動することが求められています。Iターンでの移住者もその担い手の一人として考えられます。都市市民が中山間地域に入り込み、地域の人に認められ地域づくりの担い手の一人になるまでの過程を知ることによって、持続可能な中山間地域へのヒントが見られることを目的とします。
 今回は、Iターンによって「農」のある暮らしを送りながら人生をエンジョイしている松浦二郎氏を講師に招いて、耕作放棄地を活用しながら地域の人たちと触れ合い、共に活力ある地域づくりに励んでいる様子、Iターン就農の成功の秘訣を紹介してもらいます。
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    | 企画 | 奈良女子大学大学院 中山徹研究室 柳井妙子・室谷雅美・花輪由樹
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                          <報告>
                           本セミナーは2008年11月25日(火)15:00〜17:30、生活環境学部会議室において、花の里&二郎さん農園経営者の松浦二郎氏を講師に迎え開催しました。松浦氏は運輸省時代に海外100都市を回る船員として勤務した後、東京で飲食業経営、出版業勤務後、55歳で広島県大崎上島に移住して農業に従事したIターン就農者です。現在は、無農薬でJAS規格を取得したブルーベリー栽培、みかん栽培、シシリアのトマト栽培、そしてバラ園経営をされています。
 
今回、松浦氏よりIターン就農による成功の秘訣とIターンに関心のある人への提言を聞きました。成功の秘訣は、@橋渡しをしてくれる人との出会い(土地確保…地元オピニオンリーダー、栽培…師匠の確保 A耕作放棄地を再生利用するための課題(土地と出あう、土地を知る…地元の人の助言、オリジナルな工夫…オーナー制度などのチャレンジ) B素人感覚の農業(少々の雑草…無農薬だから、気軽に何でも新規栽培)を実施しているそうです。
 
これから就農しようと考えている人に対しては、@明確な目的設定(これから何がしたいのか?)A若い年代での移住(定年からでは遅すぎるのか?)B自分の世界は自分で創る C人生を三分割して仕事と趣味を楽しむ D社会貢献などの話しを聞きました。
 
人口減少が進んでいる中山間地域においてIターン、Uターン、Jターンの人たちの多様な視点、知恵、技術、ネットワーキングは、今後地域の活力源になっていくものと思われます。実践活動をされている松浦氏の話しは、地域再生において大変貴重なものでした。
 
パネリスト以外の参加者は13名であり、そのうち本学学生・院生は8名、行政3名、市民1名、他大学教員1名でした。
                          
                          
                          
                           文責:奈良女子大学大学院 人間文化研究科 社会生活環境学専攻 柳井妙子
                          
 
                          
                          
                          
                          
                      
                      
                      
                              
                              
                      
                          
                            
                              |  ポスター(.pdf)
 | セミナー(6)
 
 世界遺産 v.s. あたりまえの風景 第1回 『継の眼差し』
   
 
 
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  日時 | 2008年11月28日(金)17:00〜(受付 16:00〜)
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    | 場所 | 正木家@ならまち(奈良女子大学 奈良町セミナーハウス)住所:奈良市毘沙門町
 (正木家HP)
 http://www.narawu.ac.jp/gp/naragp_ex/seminar_house.html
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    | 講師 | 森本 公穣氏 (東大寺清凉院 住職)
 増井 正哉氏
 (奈良女子大学 生活環境学部 住環境学科 教授)
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    | 内容 |  歴史都市奈良。ここでは世界遺産と日常生活が隣り合い、また、そこに世界遺産があることがあたりまえの風景となっている状況が生まれています。歴史や文化が連綿と続くということの本質は、新旧のものが互いを高め合いながら、その土地に根付いていくということではないでしょうか。本セミナーは、連続企画として建築・都市計画のプロフェッショナルをゲストに迎え、ゲスト同士の対談とゲストと聴衆の対話の二部構成で歴史都市奈良の今後のありかたについて探求していくものです。
 第一回目は、ゲストとして、建築史・文化遺産の保存と活用を専門とされている本学 増井正哉教授と東大寺清涼院住職 森本公穣氏をお迎えし、それぞれの立場から、『受け継がれる文化』について語っていただきます。
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    | 企画 | 奈良女子大学大学院 住環境学専攻青木志保・川田千絵・瀧澤里美・藤田真弓・村田恵梨
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    | 問い合わせ先 | m_pro_narajyo@excite.co.jp | 
                          
                          <報告>
                          
 
 本セミナーは、共通のテ―マ「世界遺産v.s.あたりまえの風景」と題し、各方面の建築・都市計画のプロフェッショナルにそれぞれの専門領域の立場から、歴史都市奈良の今後のあり方について議論していただく、連続セミナー企画の第1回であった。ゲストとして東大寺清涼院の住職であられる森本公穣氏をお招きし、本学生活環境学部の増井正哉教授と「継の眼差し」と題して「受け継がれる文化」について対談していただきました。
 
第1部を対談形式、第2部を聴衆も交えての座談会形式で構成し、その後、第2部の続きとして、お食事をしながらお話の会を行いました。社寺建築などのハードから行事や祭といったソフトまで、あらゆる要素によって受け継がれてきた、現在ではあたりまえとされている風景には、1300年間途切れることなく続いてきた都市・奈良の凄さが隠れているというお話を伺いました。文化の担い手として、自分たちもその一端を担っているといる実感と、1300年という時の重さに思わず武者震いをしてしまうほどでした。また、お話の会では森本氏を中心に、住職という職業や修二会について貴重なお話を伺うことができました。
 講師を除く参加者16名、うち本学学生及び教員10名でした。
                          
                          
                          
 文責:奈良女子大学大学院 人間文化研究科 住環境学専攻 滝沢 里美
                           
                          
                          
                          
                      
                      
                              
                              
                      
                          
                            
                              |  ポスター(.pdf)
 | セミナー(7)
 
      「不登校への社会構築主義的接近」
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  日時 | 2008年12月6日(土) 13:30〜17:30
 
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    | 場所 | 総合研究棟 文学系N棟 339演習室 
 
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    | 講師 | 工藤宏司氏(大阪府立大学人間社会学部 講師)
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    | 内容 |   不登校に対する見方や考え方が多様化するなかで、教育支援センター(適応指導教室)の整備やフリースクールへの出席が登校日数にカウントされるなどさまざまな対応がおこなわれています。しかし、当事者である子ども・親・教師などその多くの人々は、不登校であることで依然として生きづらさをかかえています。 本セミナーでは、講師に工藤宏司氏をお迎えし、近年、注目されている「社会構築主義」の考え方を手がかりに「不登校」という一つの現象を「社会問題」として考えることで何が見えてくるか、お話をお伺いします。「社会構築主義」とは何か、を通じて不登校を理解する新たな視点を探っていきたいと思います。
 
 
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    | 企画 | 奈良女子大学大学院 社会生活環境学専攻 土方由起子・櫻井裕子
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<報告>
                          
 本研究セミナーは,「不登校への社会構築主義的接近」と題し2008年12月6日(土)13:30〜17:30、総合研究棟文学系N棟339演習室において、大阪府立大学の工藤宏司氏を講師にお迎えし開催しました。
   
  「不登校」をはじめ、現在は「ひきこもり」や「ニート」問題の社会学的研究でもご活躍の工藤氏に、近年、社会問題研究において重要な理論的潮流の一つである「社会構築主義」について、実証主義研究との比較を通じてその特徴を基礎的なことから詳しくご講義していただきました。また同時に、社会学における不登校研究について貴重な資料を提示していただき、フィールド調査についてもお話しいただきました。社会構築主義とは何かを通じて今日、社会問題といわれている「不登校」現象に対する新たな視点を得る機会となりました。
   
  参加者12名、本学学生9名。
                            文責:奈良女子大学大学院 人間文化研究科 社会生活環境学専攻  土方 由起子
 
 
                          
                        
                           
                          
                            
                            
                            
                            
                            
                      
                         
                          
                      
                      
                              
                              
                      
                          
                            
                              |  ポスター(.pdf)
 | セミナー(8)
 
 世界遺産 v.s. あたりまえの風景 第2回『都の形式』
   
 
 
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  日時 | 2008年12月12日(金)17:00〜( 受付  16:00〜 )
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    | 場所 | 正木家@ならまち(奈良女子大学 奈良町セミナーハウス)住所:奈良市毘沙門町
 (正木家HP)
 http://www.narawu.ac.jp/gp/naragp_ex/seminar_house.html
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    | 講師 | 千葉学氏(建築家 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授)
 長田直之氏
 (建築家 奈良女子大学 生活環境学部 住環境学科 准教授)
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    | 内容 |  歴史都市奈良。ここでは世界遺産と日常生活が隣り合い、また、そこに世界遺産があることがあたりまえの風景となっている状況が生まれています。歴史や文化が連綿と続くということの本質は、新旧のものが互いを高め合いながら、その土地に根付いていくということではないでしょうか。本セミナーは、連続企画として建築・都市計画のプロフェッショナルをゲストに迎え、ゲスト同士の対談とゲストと聴衆の対話の二部構成で歴史都市奈良の今後のありかたについて探求していくものです。
 
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    | 企画 | 奈良女子大学大学院 住環境学専攻青木志保・川田千絵・瀧澤里美・藤田真弓・村田恵梨
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    | 問い合わせ先 | m_pro_narajyo@excite.co.jp | 
                          
<報告>
 本セミナーは2008年12月12日(金)17:00〜、ならまちにある正木家(奈良女子大学 奈良町セミナーハウス)において開催しました。共通のテ―マ「世界遺産v.s.あたりまえの風景」のもと、各方面の建築・都市計画のプロフェッショナルにそれぞれの専門領域の立場から、歴史都市奈良の今後のあり方について議論していただく、連続セミナー企画の第2回として行いました。
   
  今回のテーマは「都の形式」と題しまして、東京を拠点に建築家としても活躍されている千葉学 東京大学大学院准教授をゲストにお招きし、本年度より本学に着任の長田直之准教授とともに、世界遺産とあたりまえの風景というひとつづきの環境の中にどのようなルールが成り立つかを探求していただきました。セミナーは第1部の千葉先生の作品レクチャー、第2部の聴衆も交えての座談会で構成されており、第2部は会場が一体となった議論に大いに盛り上がりました。
   
  古き良きものが多く残るこの奈良で、ただ単に古いものに似せて新しいものを作るということだけが、奈良らしさを残す方法なのでしょうか。千葉先生が建築を作る際に考えること、それはその場所の特性を読み取り、その要素をくみとって新しいものに反映させて作るということでした。その建築が建つことによって、そこの場所らしさがあぶりだされるような手法。このプロセスを以て建物やまちというものを考えることで、奈良らしさが残った新たな奈良の風景が生まれるのではないかと思います
   
  建築を作るプロセスをはじめ、建築家とその場所、またそこに住む人との関係など、貴重なお話を伺うことができました。
   
  講師を除く参加者72名、うち本学学生及び教員53名でした。
                   
 文責:奈良女子大学大学院 人間文化研究科 住環境学専攻 村田恵梨
 
                          
 
                          
                          
                          
                          
                          
                      
                              
                              
                      
                          
                            
                              |  ポスター(.pdf)
 | セミナー(9)
 
      保健室から見た高校生の実態
 ー摂食障害と喫煙問題から見えるものー
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  日時 | 2008年12月21日(日)13:00〜15:00
 
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    | 場所 | 奈良女子大学 文学系N棟 N101
 
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    | 講師 | 徳山美智子氏(大阪女子短期大学 人間健康学科 教授)
 西村玲子氏
 (大阪府堺市高齢福祉課 主査)
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    | 内容 |  社会の変化と共に、児童生徒の健康を司る養護教諭が直面する問題は変化している。現代では、摂食障害、いじめ、不登校、薬物乱用など様々な問題が発生しており、保健室は心に悩みを持つ子どもたちの「心の居場所」となっている。養護教諭が具体的に学校現場でどのように子ども達と関わっているのか、摂食障害のある生徒の事例報告と、定時制高校での禁煙支援の事例報告を中心として、保健室という場を通して現代の高校生の現状を報告します。
 事例報告後、養護教諭の職制や、ヘルスカウンセリングをご研究されている徳山美智子先生から、現代の高校生を取り巻く問題点を提案いただき、参加者全体で検討したいと思います。
 
 
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    | 企画 | 奈良女子大学大学院 人間文化研究科 博士後期課程磯田宏子 ほか
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<報告>
 
                             保健室は子どもにとって「心のオアシス」と言われて久しいが、発表者2名は現職の養護教諭として高校に勤務しているが、学校現場で日々取り組んでいる実践と研究の中から、@高校生の食行動に関する実態報告、A定時制における禁煙教育の2題をそれぞれ研究発表した。
                            研究発表の講評は、大阪女子短期大学の養護教諭養成課程で教鞭をとられている、徳山美智子氏よりいただいた。徳山氏は養護教諭の職務研究、学校健康相談活動について特に造詣が深いが、講評後は「21世紀の養護教諭と学校保健安全法」と題して講演をしていただいた。現在の学校保健法が平成21年4月に学校保健安全法に改正されるが、「養護教諭として求められる資質と能力」を副題とし、養護教諭に対して熱いエールを送られる内容であった。 
                           
 文責:奈良女子大学大学院 人間文化研究科 博士後期課程 
磯田宏子
                          
                        
                           
                        
                        
                          
                      
                          
                              
                          
                          
                            
                              | 
  ポスター(.pdf) | 博士後期課程・研究マネジメント群授業科目
 「研究プロジェクト演習」受講生による企画
 
 
  <公開セミナー>
 『「無国籍」の現状と課題
 ――家族、アイデンティティを中心に』
 
 
 
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  日時 | 2008年11月11日(火) 14:40〜17:00
 
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    | 場所 | 奈良女子大学 F棟5階 人間文化研究科会議室 参加無料、申し込み不要
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    | 講師 | 陳 天璽 氏(国立民族学博物館准教授)  | 
  
    | 内容 |  生まれた場所がその人のふるさとであり、また、生まれた国の国籍を持つことを当然であると考えている人がほとんどかもしれません。しかし、私たちが知らない「無国籍」という現状、つまり、国籍のない人びとが多く存在しています。本セミナーでは、日本・横浜の中華街に生まれ育ち、ご自身も「無国籍」だった経験を持つ 陳 天璽 氏 に、氏が研究をとおしてみつめてこられた、日本をはじめとした世界の「無国籍」の人びとについて、「家族」「アイデンティティ」というキーワードでお話いただきます。
 
 
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    | 企画 | 奈良女子大学大学院人間文化研究科社会生活環境学専攻 「研究プロジェクト演習」受講生
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    | 問い合わせ先 | nara.wu.pj@gmail.com | 
                          
                          
                          
                          
                      
                      
                          
                           
                            
                              | 
 | 2008年度
 
 「研究プロジェクト演習」受講生による
 企画セミナーの事後報告会
 
 
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  日時 | 2008年12月11日(木) 10:40〜
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    | 場所 | 奈良女子大学 F棟5階 人間文化研究科会議室 | 
 
  
    | 内容 |  本報告会では、「研究プロジェクト演習(研究マネジメント群)」受講生が企画した2つのセミナー『対人関係を築きにくい子どもたちへの統合的アプローチの展開に向けて〜表現し、受容し、共感する力の育成〜』(9月23日開催)、『「無国籍」の現状と課題―家族、アイデンティティを中心に』(11月11日開催)の企画・運営に関して、それぞれのグループが発表いたします。発表では、セミナーの企画や当日のセミナー運営を踏まえ、これまでの成果を振り返り、今回の大学院生のための教育カリキュラムの中で、私たち「研究プロジェクト演習」受講生が得られた成果を報告いたします。今後、大学院生による自主企画セミナーを計画されている院生の方々にとっても、セミナー開催にあたっての流れや工夫、反省点など参考にしていただけるかと思いますので、皆さまお誘い合わせのうえ是非ご参加ください。
 
 
 
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    | 企画 | 奈良女子大学大学院人間文化研究科社会生活環境学専攻「研究プロジェクト演習」受講生
 /水野恵理子・咏梅・ゲリルチムク・菊池慶子
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