
					    大学院教育の改善、向上をめざす企画です。
			          教員・院生(いずれも専攻不問)共に参加可能です。
					    
				      平成17年度
					    研究交流集会「うちの大学院」
						
                          
                            | 日時 | 2006年2月17日(金)14:00〜16:00 | 
                          
                            | 場所 | F棟2階生活環境学部中会議室 | 
                          
                            | 登壇者 | 本郷正武氏(東北大学) 永原直子氏(名古屋大学 本学出身)
 山神達也氏(立命館大学)
 横山葉子氏(京都大学・本学出身)
 
 他大学院に所属する院生・PDをお招きし、研究指導の実際について情報を交換します。
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						 <報告>
						   パネリストには、個人的な研究生活の歩みや、各種申請文書などをご提示いただき、リアリティあふれる集会となった。専門分野や大学別の研究環境の多様性も浮き彫りとなった。
						   印象に残ったのは、たとえば次のような話題である。自分の研究テーマを簡潔に表現できるキーワードをみつけよ、学外の研究会などに積極的に参加してみる、セカンドフィールドを持つ、研究会を主宰してみる、博論ができたら出版の計画を立てる、など。
						   また参加した本学院生にとっては、詳細な研究計画を毎年きちんと立案し点検をすることの重要性と、やる気が低下したときこそ学会報告や投稿など〆切のある仕事を自分に課してみる、という二点が大きなヒントとなったようである。
						   パネリスト以外の参加者は、教員6人、本学学生・院生約10人。小規模ながら充実した集会であった。多忙にもかかわらず来学くださったパネリストの諸氏に感謝申し上げたい。 
						(文責/ 文学部 小川伸彦)
						
						  
						    FD研修会「研究者への道」
						
						
							
								| 日時 | 2006年2月20日(月)14:00〜16:00 | 
							
								| 場所 | F棟2階生活環境学部中会議室 | 
							
								| 講演者 | 的場智子氏(東洋大学ライフデザイン学部) 
 本学出身の若手研究者に、研究内容を紹介しつつ研究者への道を語っていただきます。
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							<報告>
							 FD部会は「研究者への道」と題して、東洋大学ライフデザイン学部に所属する若手研究者である的場智子氏をお招きした。
							 本学で学んだ学部から大学院の頃、およびその後東大医学研究科健康社会学教室に在籍したPD時代を中心に、研究者としてのあゆみをご講演いただくという企画であった。
							 この会はFD企画の一環として計画され、本学の教員・院生の研究や教育に対する意欲を高めるという目的のもとで実施された。的場氏の講演は、大学院での研究の進め方や院生に対する指導という点からみても、出席者に刺激をあたえる内容であった。的場氏は、医療社会学を専門としつつ、医学系や福祉系を含む複数の学問領域を跨ぎながら活動を展開しておられる。その過程で出会った人々から学び得たことを自らの信条と強い意志にかえ、研究や教育活動に邁進してきた氏の姿を、講演を通して伺い知ることができた。
						
						(文責/人間文化研究科 博士後期課程 中塚朋子)
						
						  
					        FD研修会「研究者と院生の対話」
						
						
                          
                            | 日時 | 2006年2月23日(木)13:30〜15:30 | 
                          
                            | 場所 | F棟2階生活環境学部中会議室 | 
                          
                            | 登壇者 | 西英子氏(熊本県立大学環境共生学部) 石田享子氏(本学大学院生)
 阿波根あずさ氏(本学大学院生)
 
 本学出身の若手研究者である西氏を中心に、本学院生も登壇して、研究者のあり方を語ります。
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						 <報告>
						   若手研究者1名から1時間、今期博士論文をまとめられた院生2名から各20分、非常にフレッシュな意見、話をしていただいた。
						   研究を進めるなかで、指導教員や研究室の先輩や後輩から受ける影響とともに、家族からの支えも大きいこと、学外の研究会への参加や海外での調査を通じて、自分自身の考え方、生活や人のとらえ方がかわったこと、また、博士課程において論文投稿を計画的に進めていくのが望ましく、行き詰まった時こそ書き続けることが大切と伝えられた。
						   留学に際し、受け入れ先の探し方や奨学金の受け方など、タイムスケジュールを重ねて紹介された。さらに、公募に関して、自分の研究のアピールの仕方を考えるとともに、教育についても問われることが多く、非常勤やTAの経験を生かせると良い、講義のTAも経験してみたかったという意見が挙げられた。
						   パネリスト以外の参加者は16名であり、そのうち本学学生・院生8名であった。 
						(文責/生活環境学部 藤平眞紀子)