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ライフスタイル実践教育
生活健康学専攻の開講科目

※下図のピクトをクリックすると、各分野の科目をご覧になれます。
 
体を作る分子から体を取り巻く環境まで様々な視点から体の仕組みを学びます。
遺伝子、タンパク質、細胞、組織、器官、人体、環境、病気の知識が混然一体となって健康を考える基礎となります。

人体生理学I・II 栄養生理学
人体機構学 生活健康学基礎実験
栄養学実験 人体生理学実習
分子生物学 人体解剖学
病態医化学 生活健康学概論
   
   
食は健康の基礎です。食に関する基礎知識を学び、健康と食との関わりを医科学あるいは公衆栄養的な視点から学びます。また、病気の人の食事の考え方を実践的に学びます。

食健康論
食環境論
臨床・病態栄養学
分子生物学
   
   
運動中の血圧調節、エネルギー代謝調節など運動生理学の基礎知識と実習により運動の理論と実践を学びます。

健康トレーニング論
運動生理学実習
健康運動学
   
   
肥満や高血圧の予防や治療のための有酸素運動(エアロビクス)の方法を学びます。また、積極的な心と体のリフレッシュの方法としての運動と余暇について学びます。

有酸素運動実習
健康づくり運動実習
余暇行動論
   
   
ストレスが心や体に及ぼす影響について学びます。心と体がどのような関係を持っているのか? ストレスの中で精神の健康を得るにはどうすればよいのか?心身の健康維持について学びます。

ストレスの科学実習
健康指導論
精神健康論
生活保健学
   
   
社会で活躍するには、健康がキーワードです。女性が一生を通じて健康であるためには、女性特有の体の変化をよく知ることが大切です。
また、高齢化社会も現代日本のキーワードです。高齢者の皆さんをよく知り、質の高い生活環境を提供するにはどのようにすれば良いのかを学びます。

女性健康論
高齢者環境論
   
   
被服は日常生活でもっとも身近な環境で、人に影響を及ぼします。さらに、仕事をしているときの環境や自然環境も人に様々な影響を及ぼします。
人を取り巻く様々な環境と健康、そして人の環境への適応について学びます。

被服生理学
生活環境・衣環境学概論
労働衛生学
環境適応学
   
   
住まいは、より健康で快適な生活を実現するために大切です。
温度、光、音、など住まいの様々な因子と人間の行動の関係を学びます。

環境人間工学
環境人間工学実習
   
 生活健康学専攻の開講科目は、基礎系科目専門系科目 とに大きくわかれています。それぞれに講義と実験・実習があります。




人体生理学I・II
人体の統合生理機能に関する講義である。循環、エネルギー代謝、呼吸、腎機能などがどのような相互作用により調節されているのかについて講義している。

栄養生理学
栄養素を受け入れた人体が、どのような生理過程によってこれを利用していくかについて、食物摂取の調節、消化と吸収、血液循環、呼吸、物質の排泄とその調節機構、ホルモン作用、エネルギー代謝等を中心に講義する。この講義を通して、栄養素と個々の器官との関連を理解し、健康保持について考察できるようにする。

人体機構学
人体に関する英文形態学的文献を読解するための、基礎的な解剖学用語の知識と形態学的研究の方法論を理解することを目的とする。特に、ヒトの形態の「力」に対する適応を考えることを具体的な主題とする。

生活健康学基礎実験
生活健康学を理解することに必要な基本的技術を学習する。すなわち、生化学・細菌学・生物学・遺伝子工学について概説すると共にそれぞれの基本的実験手技を習得する。また、実験結果の分析手法や最新の研究手法についても歴史的な流れを含めて解説する。

栄養学実験
栄養素は身体内に入って生理上重要な働きをしているが、各種体液、排泄物、組織などの生化学的検査を通して、身体の健康状態を知ることができる。この実験では、生体試料、主として人体の血液と尿を用いて、一般性状検査および各種の生化学成分を測定する。これらの実験を通して、実験技術を習得するだけでなく、栄養と健康への理解を深めることを目的としている。

人体生理学実習
環境が人体の機能に及ぼす影響に関する実験を行い、実験方法や実験結果のデータ分析法について学ぶ。具体的には、1) 環境温変化時や運動時の体温および体温調節反応に関する実験、2) 重力が生体機能に及ぼす影響を明らかにするために姿勢変化時の体液分布および循環調節反応に関する実験、3) 脱水および水分負荷時の体液バランスに関する実験、4)腎による体液の pH 調節に関する実験、5)感覚に関する実験を行う。

分子生物学
遺伝子組み換え作物やクローン動物などと日常生活空間で密接に関わるようになった。これらバイオテクノロジーの成果を正しく認識し対応するために、基礎知識として分子生物学の基本を正しく理解する必要がある。この授業では細胞工学および遺伝子工学の進歩や技術用語を解説すると共に自分でバイオ関連の問題点を理解し整理できるようになることが目的である。

人体解剖学
メディアでは医学や医療の情報が溢れている。しかし基本的な知識がなければ「あの食物が体にいい」等の噂話を掻き集め情報に振り回されることになる。当講義では、精巧に創られた「人体」を正確に理解し基礎的な医学の知識を習得することを目的として、基本的なからだのつくりや臓器の働き、その統合性について講義する。

病態医化学(応用生化学)
主要な代謝経路とその調節機構を概説し、生体が生命活動に必要なエネルギーをいかに獲得し、生体構成成分や生理活性物質をどのように合成しているかを講義する。
また、生化学や医化学と疾患とのかかわりを説明する。

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食環境論
食環境を自然環境と社会的環境に分けて考察する。また、衛生学・疫学・食品検査学の観点からも食環境の状況を議論する。最近食生活に大きな影響を及ぼしているトピックスを取り上げて食環境の視点から解説する。

食健康論
食物対象と人体の関わりを医科学的にとらえて健康的な状況を認識する。また、健康を逸脱した状態すなわち疾病と食健康との関わりについても議論する。最近生活に大きな影響を及ぼすようになったバイオ研究についても触れて、食生活との関わりのトピックスを解説する。

女性健康論
妊娠期および授乳期の母体の生理機能の変化と適切な母性栄養のあり方について中心に述べる。また思春期における栄養の意義について、さらに中年および更年期以降の女性の栄養学的問題点等、女性の生涯を通して健康であるための健康管理の基本について考察する。

健康運動学
運動によって生理機能がどのように変化するのか?その機構について講義している。特に、1)運動と循環機能、2)運動とエネルギー代謝、3)運動と体温調節、4)運動と呼吸機能、5)運動と腎機能について詳しく述べている。

環境人間工学
人間生活にかかわりの深い音環境、光環境、熱環境、空気環境等について人間に及ぼす影響と、健康で快適な生活環境整備について学習する。実習では、これらの生活環境測定法(例;温熱4要素、照度、騒音等)と、人間への生理的・心理的影響測定法(例;皮膚温、脳波、人体寸法、心理評価)を習得する。

環境適応学
外部環境(特に温度、重力、気圧)の変化が、生体機能(主に体温、体液、循環、代謝調節)に及ぼす短期的および長期的な影響について解説する。また、運動というストレス(内部環境の変化)に対する生体の応答についても述べていく。生体機能の外部環境の変化に対する適応においては、各機能系が独立して変化するのではなく、各種の機能系が協調していることを理解できるように横断的に解説する。

高齢者環境論
加齢に伴う身体機能の変化の諸特性を生理学的、心理学的側面から論じ、生活環境への適応能の低下に伴う問題点を抽出するとともに、高齢者の自立した生活を助け、安全で快適な生活空間を創造するための環境整備について、ユニバーサルデザインや人間工学的な視点で検討する。

被服生理学
人体と環境との熱交換に及ぼす被服の影響、圧迫が局所循環や体液の分布に及ぼす影響、被服が運動(体の動き)に及ぼす影響について検討する。これらの機能に関する基礎的な生理学の知識を解説した上で、衣服がこれらの機能に及ぼす影響について講義する。

生活保健学
現代社会において健康障害の主要な原因となる生活習慣病とストレス関連疾患を取り上げ、その病因について基礎および臨床医学的側面から解説する。さらに、1次予防の観点からみた心身の健康保持増進のための具体的な方法について講義する。

精神健康論
現代社会における精神病理を通じて、精神の健康を問いなおすことを目的とする。授業を通じて精神病や神経症の正しい理解が得られ、無知からくる偏見を解消することを目指す。

臨床・病態栄養学(実践栄養学)
臨床栄養学は栄養学の一分野で、特に疾病と栄養の関わりについて学ぶものである。各種疾患に伴う内部環境の変化、これを媒介する血液循環、肝臓や腎臓における処理、排泄を理解し、これらの疾患に対してどの様な栄養学的な対策が必要か、またさらに我々が健康を維持し増進するためには、どのような栄養学的な配慮が必要であるかを考えたい。栄養学の臨床医学への応用であり、講義の内容は医学的要素が多く含まれる。代表的疾患、病態を例に挙げて(糖尿病、高脂血症、肥満、循環器疾患など)説明する。

生活健康学概論
健康な生活を営むために、国の対策や健康に関連する法規を学習するとともに、予防医学的視点から生活習慣病や介護予防などについて幅広く学習する。

余暇行動論
自由時間を積極的に活用し、こころ豊かな生活や人生をおくるためには、余暇に対する態度や技術など、余暇トレーニングの機会を持つことが重要である。余暇行動論では、余暇に対する気づきや、様々な余暇活動の楽しみ方、企画の技法を中心に学習する。

労働衛生学
衛生・公衆衛生学的なアプローチを用いて、地域における諸問題に対する指針・計画・実行・研究・評価を行い、地域に還元することを学習する。また、労働衛生(産業保健)とも対比させながら、地域保健との相違点・類似点について具体的な事例を通じて体験することを教育目標とする。

健康指導論
論文の基本構築について日本語のみならず英文のすぐれた論文を読みとくことで学ぶ。禁煙は健康支援のよいモデルであることから、論文は禁煙関連のテーマを中心に選定する。実際に論文を書く。そのために身近なテーマを選定し、実際の調査や実例を通じて調査結果を論文にまとめて発表する。これにより「健康支援を研究する」ための基礎を学ぶ。

環境人間工学実習
人間工学、住環境工学的な視点および手法で人間生活と生活環境の相互作用について主に物理環境を正しく分析、評価出来るための環境測定方法、人体影響測定法およびその評価手法を修得させると共に、諸環境の人間生活に及ぼす影響について考察し、理解させる。

運動生理学実習
健康増進、生活習慣病予防を目的として、運動を実際の生活に取り入れる際に必要な基礎知識、計測、評価技術の理解・習得を目的とする。特に、自らが被験者となり、自己の健康状態を計測評価し、どのような生活が健康に結びつくのかを考える方法を学ぶ。

ストレスの科学実習
ストレスは現代においては大きな社会問題であるとともに心身の健康を障害する主要なリスクファクターである。この授業では、ストレスを医学・健康科学的な立場から実証的・科学的に解明するため、種々のストレッサーによるストレス反応を測定し評価させる。さらに、ストレスとも関連が深く生活習慣病のリスクファクターでもある高血圧や高血糖が生じるメカニズムについても実習を通して理解を深めさせる。

有酸素運動実習
有酸素運動とは、比較的軽度の強度で長時間持続出来る運動である。有酸素運動は、体内脂肪を燃焼させ、肥満の防止・治療となる。また、高血圧症に対し血圧低下の作用を有する。あるいは、軽度の鬱に対して、抗鬱作用があることが知られている。ウォーキングは有酸素運動であり、運動靴と軽装の準備のみで行うことができ、比較的日常生活に取り入れやすい運動である。  本実習では、実際に奈良女子大学付近を歩きながら、ウォーキングの運動生理学と実際について学ぶ。これにより、各自の健康のためのウォーキング体験を体験実習するだけでなく、他の人にウォーキングについて助言可能になる。

健康づくり運動実習
運動・スポーツは学校教育の中だけでなく、余暇活動としての生涯スポーツとして広く国民に親しまれている。しかし、運動・スポーツを安全にかつ楽しく実施するためには、身体のこと、実施環境のことなどを十分に知っておく必要がある。そのための基礎的知識を実習形式で学習する。

健康トレーニング論
予防医学的見地から健康づくりのための身体活動・運動施策が推進され、医療制度の改変もあり、健康づくりに対する国民の関心も非常に高まりつつある。安全で無理のない運動トレーニング方法について実習を含めながら学習する。また、最新のアスリートが実践するトレーニング方法についても解説する。

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