前期課程2年生 松村千生さん
私は他大学の心理学部から、奈良女子大学大学院人間科学専攻心理学コースへと進学を決めました。 高校3年生の頃に公認心理師という資格ができることを知り、資格取得のために大学進学前から大学院への進学を決意していました。その上で、将来どんな心理職となりたいのか、今、自分の興味関心は何なのか、世の中のどんな現象や問題に関心があり、自分はどのような改善の一助を担えるのだろうかと悩みました。しかし、これまでの自身の経験から得た思いや考えなど総合的に考え、さらに公認心理師の受験資格取得に必要な実習環境や研究に打ち込む環境が整っているところに魅力を感じたことが本学への進学を決めた理由です。
昨今の新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、確かに制限される実習等があったり、実習の中で以前と違ってできない経験があったりと、以前とは違うような困難はあります。また、そもそも慣れない環境の中で学習や研究を始めるのも大変で、ストレスもかかります。しかし、先生方のご尽力を賜り、また先輩方や同級生たちの温かいフォローもあって、講義や実習などの活動を不安なく過ごすことができています。 これから大学院進学を考える方の中で、特に、いわゆる外部生や社会人の立場から新たな場所へと進むことはストレスも多く、ためらわれる方も多くいらっしゃるかもしれません。しかし、本学には親身になって相談にのってくださる先生方や職員の方、内部生の方がおり、安心して講義や実習、研究に取り組める環境が整っています。 今、私が経験しているように、また来年からも内部生・外部生・社会人の方々など新たな仲間と共に切磋琢磨で
きる場になることを願って、奈良女子大学大学院でお待ちしています。
前期課程1年生 藤本佳歩さん
私は本学の文学部心理学コースから進学しました。この人間科学専攻心理学コースの特徴は、社会心理学・認知心理学・教育心理学・発達心理学などを中心に、心理学の基礎的な理論や最新の知見をしっかりと学ぶことができるところです。私は公認心理師の資格を取得し支援の現場に携わることを目指していますが、より良い支援を行うためには、現場で実践的な経験を積むことだけではなく、基礎的な理論を理解し、それを実践に繋げていくこと、実践との繋がりを意識することも重要だと思われます。基礎から学び実践へと発展させる考え方は、支援現場だけでなく研究活動においても必要なスキルの１つであると思われますが、そういった考え方を身につけられるところが本コースの特徴であり、私が魅力に感じる部分です。
また、学生の人数が少ないため、先生方の丁寧なご指導を受けられること、ゼミ間の壁があまりなく、先輩方や同級生とコミュニケーションがとりやすいことなど、研究や実習に積極的に取り組める環境が整っています。私自身はまだ進学して日は浅いですが、このような環境で学ぶことのできる喜びを感じながら、資格取得に向けた実習・勉強と、社会に還元できる研究との両立を頑張っていきたいと思っています。