叙説

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『叙説』目次

表紙

第44号 平成29年3月

魯迅に罵られた女――楊蔭楡像の変遷―― 辜 知愚
二十五菩薩来迎の諸相――来迎図から近世仏書へ 今枝杏子
『無名草子』における小野小町衰老説話 早川華代
中臣宅守と狭野弟上娘子との贈答歌に流れる二つの時間 中川明日佳

 

第43号 平成28年3月

夏目漱石『こゝろ』論 ―書き残すことの意味について― 吉川仁子
惺窩校正本『万葉集』の底本と本文校訂 大石真由香
『大乗院寺社雑事記』を中心に見る率川社 ―中世期に形成された像と機能― 向村九音
招隠詩に見える西晋期の隠逸観 ―山野に遊ぶ官人、朝市に潜む隠士― 横山きのみ
大字列から小字へと続く自立語の表記形式 白石幸恵
多和文庫蔵『なでしこ物語』考 付翻刻 ―『源氏物語』享受の一側面― 横山恵理

第42号 平成27年3月

『列朝詩集小伝』にみる竟陵派批判の構造 ―引用資料を中心に― 野村鮎子
『神境記』攷 ―劉宋期の地誌における山水の記録― 大平幸代
辺境と京都 ―六朝楽府作品に見える空間認識― 西川ゆみ
副詞「まさに」の投写機能について 刀祢睦月
『極楽願往生和歌』の一首 岡崎真紀子

第41号 平成26年3月

萬葉集歌表記における「表意性」と「表語性」を巡る一試論 尾山慎
『史記』司馬相如列伝の一面 ―同時代人は相如をどう語ったか― 谷口洋
梅娘ら満州国作家たちの日本における海外文学紹介 ―『大同報』「海外文学専頁」を中心に― 羽田朝子
熊本方言「ば」の談話における機能について 守田幸
岩瀬文庫本『万葉拾穂抄』解題と翻刻(下) 大石真由香

第40号 奥村教授退休記念 平成25年3月

書かれたものから、語られたものへ 奥村悦三
萬葉後期の翻訳語 ―正倉院文書を通して― 奥村和美
倉院文書の「早速」 ―和製漢語のうまれる場面― 桑原祐子
古事記「耳」字考 土居美幸
『古事記』における「生」と「産」 ―上巻を中心に― 阪口由佳
使用頻度からみた十巻本『歌合』の用字法 長谷川千秋
一六二七年の殉教報告書の写本二種に見えるローマ字表記 川口敦子
活字の論理 ―日本語活字印刷史序説― 鈴木広光
「寐」の行方 ―「寝」「眠」との関係― 原口幸乃
『発心和歌集』の詠歌と享受 岡崎真紀子 
『今昔物語集』の近世期における引用について ―『御伝絵視聴記』と『十六夜日記残月抄』の場合― 千本英史
龍門文庫蔵『春日社家記録』「神木御入洛并御遷座事」をめぐって 礪波美和子
『万葉拾穂抄』と惺窩校正本『万葉集』 大石真由香
『峡中新誌』から『峡中新聞』へ ―新聞考序説― 磯部敦
池田小菊と全国書房版女流作家叢書 吉川仁子
巫山の朝雲 ―宋玉賦の不定型さについて― 谷口洋
博物の士「張華」像のゆらぎ ―雷煥とのかかわりをめぐって― 大平幸代
『華文大阪毎日』の海外文藝情報欄にみるドイツ占領下のヨーロッパへのまなざし  羽田朝子
仏教美術における身体 ―死の「表象不可能性」をめぐって― 加須屋誠
拾遺『古来歌合』その二 ―『夫木和歌抄』の場合― 樋口百合子
副詞「たしかに」と終助詞 刀祢睦月
広告表現等における〈終止形準体法〉について 島田泰子

第39号 平成24年3月

〈中人〉の諸相 ―福沢諭吉「ミッヅルカラッス」を中心に― 磯部敦
嵐雪「紙鳶」発句考 服部温子
『大美輪神三社鎮座次第』の成立と位相 向村九音
『なよ竹物語』享受の場に関する一考察 ―曇華院門跡を手がかりに―  横山恵理
遺民の家における女性詩人 ―明末清初の桐城方氏を中心に― 喬玉鈺
『四庫提要』にみる宋代総集評価 野村鮎子
翻刻:重要文化財『歌枕名寄』冷泉家時雨亭文庫蔵本 樋口百合子 

第38号 弦巻教授退休記念 平成23年3月

泉鏡花と志賀直哉 弦巻克二
与謝野晶子「明るみへ」論 ―古い「私」からの解放― 清水康次
幸田露伴『連環記』と『大日本史』 須田千里
藤村発行の婦人雑誌「処女地」の位置 ―女性が書く意味― 永渕朋枝
一九三〇年北平における不安と模索 ―中島敦『北方行』論― 渡邊ルリ
太宰治「誰も知らぬ」論 ―<わからなさ>を語り、聴く― 木村小夜
『虞美人草』 ―修辞の彼方― 齋藤希史
「二百十日」論 ―会話体「小説」の虚構性― 廣橋香文
谷崎潤一郎訳源氏物語と南方熊楠 千本英史
夏目漱石「明暗」論 ―結婚の要件― 吉川仁子
高濱虚子・横光利一らの洋上句会 ―宮崎市定のサイン帳と『楠窓を偲ぶ』を中心に―  礪波美和子 
雑誌『婦人乃鑑』と与謝野晶子 岩崎紀美子
美的空間としての「檸檬」 河原敬子
三島由紀夫「花ざかりの森」論 ―「宿命」としての「憧れ」― 久保田恭子
今東光『稚児』と『弘児聖教秘伝私』 辻晶子
後水尾院『古歌御注』攷 大谷俊太
『莠句冊』の求冢俗説の海伯と『日本書紀』の海神 久岡明穂
八犬士の玉について 的場美帆
こころを読む、ことばを解く 奥村悦三
田辺福麻呂歌集歌の用字と表現 奥村和美
往生へのまなざし ―「見る者」と「見られる者」― 加須屋誠
ノラの憂鬱 ―陳衡哲『ロチスの問題』をめぐって― 羽田朝子
帰有光の時務文 ―もうひとつの『未刻集』が語るもの― 野村鮎子
石榴の賦 ―西晋詠物賦の模索― 大平幸代
司馬相如「天子游猟賦」における天子の自失と善政の場面について 谷口洋

第37号 坂本教授退休記念 平成22年3月

山部赤人の時空 内田賢德
旅の翁考 ―袋と翁と― 藤原茂樹
「面就」は「面影」か ―巻七・一二九六番歌、佐竹説を検証する― 菊川恵三
万葉集巻七「譬喩歌」所収の直喩歌一三六七について 上森鉄也
笠女郎の歌一首 ―万葉集巻四、六〇七歌をめぐって― 大島信生
山部赤人「登神岳作歌」試論 鉄野昌弘
忌部首黒麻呂とその友 ―巻十六第二部和歌説話の構想― 影山尚之
車持千年の養老七年吉野行幸歌 村田右富実
能登守源順と中務 ―『萬葉集』伝来をめぐる臆見・余滴― 新谷秀夫
雪とよごと ―大伴家持の巻二〇・四五一六番歌 ― 井上さやか
長歌の字足らず句 ―記紀歌謡から万葉へ ― 垣見修司
笠金村の対句表現 ―行幸従駕のうたを中心に ― 山本直子
萬葉集における訓仮名と二合仮名の運用 毛利正守
『常陸国風土記』の表現 ―漢文訓読における音読みと訓読みの問題― 橋本雅之
萬葉集における訓字主体表記の形成について 佐野宏
古事記の「子」と「御子」 植田麦
「魏臣断鞦」攷 田阪仁
折口信夫の小説「神の嫁」の時空 ―万葉歌から作られた物語― 上野誠
『万葉集』巻十三における長歌と反歌 ―性の異なる組み合わせについて― 井ノ口史
『萬葉拾穂抄』における「古点」 ―「類聚万葉」の引用を通して― 長谷川千秋 
「海人娘子 ありとは聞けど」 ―笠金村「神亀三年の印南野行幸歌」についての考察―  倉持しのぶ
柿本人麻呂「献呈挽歌」 八木広美
古事記の「饗賜」について 土居美幸
『古葉略類聚鈔』の独自性と編纂意図 ―分類及び成立背景からの考察― 西出菜穂
陽明文庫蔵『歌枕名寄』の性格 ―万葉集の享受を一視点として― 樋口百合子
『万葉拾穂抄』における「可随所好」について 大石真由香
「橘のにほへる香」 ―巻十七・三九一六番歌をめぐる一考察― 龍本那津子
万葉集巻十二・二九五二「吾齢之」の解釈について 阪口由佳
「下心」の歌 ―軍王歌の流れ― 奥村和美
「宣命体」攷 奥村悦三

第36号 平成21年3月

内なるトルストイ ―与謝野晶子の初期評論を支えたもの― 岩崎紀美子
「冬の蝿」論 河原敬子
『椿説弓張月』と彦火火出見尊神話 ―福禄寿仙の<種明かし>の意味―  久岡明穂
『八犬伝』の庚申山の妖猫について 的場美帆
古梅園文庫所蔵俳諧資料について 服部温子
『むかしの水』解題と翻刻 服部温子
岩瀬文庫本『万葉拾穂抄』解題と翻刻(上) 大石真由香 

第35号 平成20年3月

「イザ」に当てられる正訓漢字について ―『万葉集』に見る「率」と「去来」をめぐって―  鄧慶真
奇特と奇瑞 ―バレト写本福音書抄における日本語訳から― 篠田茜
『西行物語』の源流をめぐって ―静嘉堂文庫蔵伝阿仏尼筆本を中心に― 礪波美和子
夏目漱石『門』論 ―〈因果〉と〈運命〉― 吉川仁子
『名墨新詠』解題と翻刻 大谷俊太
福井辰彦
大石真由香 
中尾薫
畑中さやか
久岡明穂
的場美帆

第34号 平成19年3月

比擬という方法 奥村和美
『なよ竹物語』考 ―空蝉像の受容― 横山恵理
談山神社所蔵 絹本「多武峯縁起絵巻」考 ―『多武峯縁起』と一条兼良―  相川純子
宗祇と伊勢物語 ―『山口記』を中心として― 緑映美子
伊豆大嶋の為朝 ―『椿説弓張月』論― 久岡明穂 
『八犬伝』と『竹箆太郎』 的場美帆
池田小菊関連書簡補遺・その他 弦巻克二
吉川仁子
『古梅園記録』解題と翻刻(下) 大谷俊太
久岡明穂
的場美帆
豊田恵子

第33号 井口教授退休記念 平成18年3月

壺の碑 ―奥の細道校訂私案― 井口洋
「不生物呼」(万葉集巻九・一八〇七)の訓をめぐって 坂本信幸
田辺福麻呂の修辞 花井しおり
貫之の綴りかた 奥村悦三
「増賀上人行業記」について ―チェスタービーティライブラリー本を中心に― 千本英史
『西行物語』の受容と還流 ―小林文庫本『西行物語』頭注と『本朝遯史』を中心に―  礪波美和子 
余情と倫理と ―伊勢物語旧注論余滴― 大谷俊太
「心あるあまのなどかなからん」考 ―三条西実隆による正徹の趣向摂取について― 豊田恵子
舞曲『入鹿』論 肥留川嘉子
元禄初期説経の様相 ―天満重太夫の作劇法に関して― 森田菜摘
西鶴俳諧の「小説」的趣向 ―『冬の日』から照射する俳諧独吟一日千句』― 中嶋隆
「小人島」考・続貂 鈴木広光

第30号 平成14年12月

芥川龍之介『玄鶴山房』考 ―阪本龍門文庫蔵自筆原稿の検討を通して― 吉川仁子
福禄寿仙の異名 ―『椿説弓張月』試論― 久岡明穂
石川淳初期作品「銀瓶」「瓜喰ひの僧正」 ―フランス文学の影響― 西垣尚子

伊勢貞丈自筆『西行記画巻物抜書』考

   ―『座右書』及びサントリー美術館蔵白描『西行物語絵巻』との比較を通 して― 

礪波美和子 

第29号 平成13年12月

日本語音韻史 柳田征司
文を綴る、文を作る 奥村悦三
「標結へ我が背」 坂本信幸
乞食者詠二首考 吉田由紀子 
太宰治の「かるみ」材源考           住吉直子

第28号 平成12年12月

夏目漱石『彼岸過迄』論 ―敬太郎の位置について― 吉川仁子

詩「君死にたまふこと勿れ」成立に関する試論

   ―『東京朝日新聞』版「トルストイ伯『日露戰争論』」を資料として―

岩崎紀美子 
時間語彙に接続する「サル」についての一考察 ―『万葉集』を中心に― 鄧慶真
『仮名文字遣』所引漢籍と歌学書 長谷川千秋

かいしき(皆式)・がっしき(合式)・つねしき(常式)

   ― 一字漢語「式」の用法史記述の一端として―

島田泰子
付録 奈良女子大学附属図書館蔵伊勢物語古注釈画像データ集CD-ROM   

第27号 平成11年12月

上よりもり・捨身無常の観念 ―奥の細道校訂私案― 井口洋
「追和大宰之時梅花新歌六首」の 「追和」の方法をめぐって  花井しおり 
相応和尚の幻像 ―『天台南山無動寺建立和尚伝』考― 山本彩
中院通村講・近衛尚嗣記 『百人一首講尺聞書』考説(下) 大谷俊太

第26号 平成10年12月

一葉『軒もる月』断想 ―結婚の機関と「悟迷の境」の解脱― 弦巻克二
真知子と「運動」 ―『真知子』論― 渡邊ルリ
太宰治「義理」論 ―戦略としての翻案― 木村小夜
仮名文字遣序説 長谷川千秋 
三関の一・常陸下野の地をさかひて ―奥の細道校訂私案―  井口洋
中院通村講・近衛尚嗣記『百人一首講尺聞書』考説(上) 大谷俊太

 

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