日本の文学の中で、最古のアンソロジーである『萬葉集』を講読する。「言語文化表現論購読�T」で習得した購読にあたっての基礎的知識をもとに、代表的歌人の作品を、奈良県に関わる歌を中心に味読し、作品の生まれた背景や、その文学的意義について考察してゆく。

本学が日本文化の中心地域、とりわけ古代の平城京域に立地している利点を生かして、奈良の地域文化遺産に焦点をあてる。地理実習・作業を課し、室内授業の理解を深化させるために、野外での現地授業も行う。

レジャーの社会文化誌２。前期（同１）に引き続き、身近なレジャーについて学びます。特に、お正月、バレンタインデー、お盆、Xmas、大晦日など年中行事に関連するレジャーについて調査研究してみたいと思います。まずは現場に出ましょう。小難しい理論や技法は要りません。ともかく、楽しいことを楽しく学ぶ、これがモットーです。

まちなみ再生実践講座　〔キャリアデザインゼミナールB(12)〕

建築・住居史は、現在の住環境を歴史的視点から評価するための基礎知識を得ることを目的とする。講義では、先史から現在にいたる、わが国における建築・住居の歴史的展開について、奈良市および周辺地域の実例を紹介しながら空間的形態・意匠・様式の変遷と、その社会的背景に重点をおいて講述する。

地域で暮らすために何が必要なのかを考える。最初に、子育てしやすいまち、高齢者が暮らしやすいまちの条件を考える。次に、まちづくりの方法として公共事業を取り上げ、公共事業の実態をふまえた上で、公共授業のあり方を考える。さらに、地域の要素としての商店街を取り上げ、商店街の現状をふまえた上で、地域社会にとって商店街はどのような意味を持つのか、商店街活性化の方策を考える。また、諸外国で取り組まれている環境再生を紹介しながら、地域にとっての環境を考える。以上のようにいくつかの側面から、地域で暮らすことの意味を考える。

奈良女子大学周辺を対象に、観光資源の発掘を行い、それを観光ルートとして提案する。対象とするエリアは、ならまち、きたまちである。提案に際して、一般市民向けの解説を付ける。また成果はプレゼンも配慮したルート案としてまとめる。

現代観光は、いまや新時代の社会や文化の行方に重大な影響を及ぼす社会現象である、と言っても過言ではない。そうした現代観光にアプローチする観光社会学の研究成果を踏まえながら、観光と文化に関わる現実のいくつかの事例を取り上げ、現代観光と文化の関わり方やその変化を明らかにする。

文化・メディア系分野を志向する皆さんはもちろん、一般の文系学生の仕事力アップに繋がる体験になります。具体的には、奈良県立図書情報館（以下、情報館）で、�@メインエントランス他での文化展示、�A「図書館劇場」、�B情報館でのその他のイベントでの企画・運営を行います。