留学体験記<韓国>

梨花女子大学

(文学部 人文社会学科 O.N.さん)
派遣期間:2012年9月〜2012年12月

私は約4カ月間、韓国の梨花女子大学に留学しました。韓国には一度語学留学の経験がありましたが、その時は語学の勉強が中心となり、文化や政治についてはあまり勉強できませんでした。そこでこの機会に、前回学べなかったことを勉強しようと留学を決意しました。

梨花女子大学は韓国でも最大規模の大学です。また大学には大きなホールや幼稚園もあり大学生以外の人も多く出入りしています。大学を出ると周辺はカフェや衣料品店が多く、スーパーもあるので大変住みやすいところでした。

授業は午前中に韓国語の授業をし、午後からは各々履修している授業を受けます。私は韓国語で受ける授業を履修しましたが、英語で受ける授業もあります。授業はパワーポイントを使うものが多く、事前に授業のレジュメをもらえたりもするので予習復習もでき安心です。また留学生一人一人と面談の機会を設けて下さる教授もいらっしゃいました。友人とその教授を食事に誘ったところ、快く応じてくださったのが心に残っています。

私は毎日顔を合わす韓国語のクラスの友人と一番親しく過ごしました。日本人、中国人が半々とカナダ人の男性が一人のクラスでした(女子大ですが留学生は男性もいます)。特にカナダの友人ははじめクラスになじめていないようでしたが、徐々に打ち解けていき、学期の終わりにはクラスのみんなでパーティーをし、別れを惜しみました。

私は4回生の後期に留学したため、韓国で卒業論文も進めなければなりませんでした。梨花女子大の学生にアンケートをとらなければならなかったのですが、みんな快く引き受けて下さり、とてもうれしかったです。この留学を卒業論文に直接的に結び付けられたことも大きな成果だったと思います。

帰国直前には韓国の大統領選挙もあり、現地にいてこそ分かる貴重な機会に出会うことができました。また友人宅に招待してもらい、韓国の家庭の雰囲気を味わうこともできたし、授業等を通し歴史についても学ぶことができ、目標としていたことが達成できた充実した4カ月間になりました。

留学に興味がある人はぜひとも挑戦してほしいです。また半年間だと一瞬で、あとであれもやりたかったなと感じることも多いので、できれば1年間留学し、たくさんの経験をしてほしいと思います。