→担当教員情報はこちら
生活環境科学専攻は、生活環境学部及び博士前期課程生活環境学系各専攻を基盤として、食物栄養学講座、心身健康学講座、情報衣環境学講座、住環境学講座、生活文化学講座の5講座から構成されています。生活に根ざした理論と実践の総合的学知を提供し、主体的でリーダーシップを発揮でき、幅広い知識と高度な研究能力・技術を備え、高度専門職業人として社会に貢献できる博士人材を養成します。
|
|
|
食物栄養学講座では、健全で快適な食生活の創造及び現代の食に関する多様な問題の解決を目的として、食物の栄養性・機能性・安全性・調理加工性やヒトの代謝・免疫機構と関連した研究・教育を行います。また、疾病予防の領域において、医学、農学、薬学、情報科学、食生活学、社会医学を基盤として、分子・細胞レベルから生体、さらには人の集団を対象とする疫学研究まで、食物栄養学を俯瞰する視点からの研究・教育を行います。これらによって、国内外における食物栄養学領域の研究を先導する女性研究者や、高度専門職業人として当該職域を牽引し社会に貢献する人材を養成します。 |
|
|
|
心身健康学講座は、心身の健康を生活環境や生活習慣の視点から科学的に研究する生活健康科学の領域、身体や運動行動を学際的視点で研究するスポーツ科学の領域、そして、心の成長や課題を科学的視点から研究する臨床心理学の領域から構成されています。多様な分野からのアプローチと本学の特徴である女性の視点を生かした高度な研究により、心身の健康に関する今日的諸問題の発見および解決に貢献できる人材を養成します。 |
|
|
|
衣環境学の領域では、高度な知識を活かした独創性の高い界面化学の基礎研究への動機づけを高め、管理学と関わる洗浄科学、界面化学・物理化学・素材学と関わる繊維構造学、衣環境材料学などの教育研究の場を提供します。生活情報通信科学の領域では、最先端ICTの知識と技術を活かした独立性の高い研究開発への動機づけを高め、コンピュータシステム関連分野における人工知能用プロセッサを含むアーキテクチャならびにシステムソフトウェアの教育研究、ソフトウェア工学関連分野におけるプロジェクトマネージメントを中心とした情報システムの設計開発に関わる教育研究、アプリケーション関連分野におけるライフコンピューティングを中核に据えた人工知能や知的エージェントの教育研究、情報基礎関連分野における計算理論に関わる教育研究、などの場を提供します。 |
|
|
|
住環境学講座は、日常的な生活から地球環境に関わる諸問題を生活者の視点から総合的に捉え、社会が求める安全で安心できる住まい、かつ快適で魅力的な住環境という要請に応え、住宅から都市にいたる多様な環境と人間生活のあるべき関係に配慮した住環境の構築と管理運営に関する幅の広い知識と技能を有する高度専門職業人や研究者を養成します。本講座では、社会科学的方法を援用する住居論をはじめ、政策論、環境工学、構造工学、デザイン論などの多様な方法を用いた幅広い教育研究を実施します。 |
|
|
|
生活文化学講座は生活環境にかかわるあらゆる事象のなかに研究対象を見出すことを特徴としており、発見した問題を人文科学もしくは社会科学領域の研究方法で分析します。したがって学問分野は歴史学、家族社会学、リスク社会学、社会心理学、法学、ジェンダー論と多岐にわたるという点で特徴があります。 |
|
|
【教育理念】
生活環境科学は総合系複合領域学問であることから、広い視野に立って生活環境科学に関する知識を多角的に探求し、それらを統合的に体系化する論理的思考力が必要です。生活環境科学専攻は、生活に根ざした理論と実践の総合的学知を提供し、個々の学問領域における専門的な教育研究を推進するとともに、主体的でリーダーシップを発揮でき、幅広い知識と高度な研究能力と技術を備えた専門職業人として社会に貢献する人材を育成することを目指します。その実現のために、生活環境科学専攻には食物栄養学講座、心身健康学講座、情報衣環境学講座、住環境学講座、生活文化学講座を設けています。
【求める学生像】 |