理学部のポリシー（理念）

理学部のディプロマ・ポリシー

　理学部は、次世代の課題解決にリーダーシップを発揮できる教養豊かな女性を育成することを目的として、以下に示す資質・能力を体系的に構築された専門教育と活発な研究活動を通して培う。

• 高いレベルの基礎科学の知識を身につけ、創造的能力を持つ
• 実践的な研究活動を通して、広い視野にもとづく問題発掘・問題解決能力を有する
• 科学リテラシーを基礎に、社会に貢献できるコミュニケーション能力を修得している

数物科学科

　絶えず変動する現代社会の諸現象に対して、柔軟にかつ論理的に取り組み解決する能力を持つ理系女子を育成することを目的として、以下に示す資質・能力を修得させる。

• 抽象的で創造的な学問研究による、柔軟な思考力。論理的な問題発掘および展開能力により、科学分野のみならず文化・教育分野に貢献できる能力
• 実験的及び理論的学問研究による、高度な問題解決能力。創造的に課題を探求し、高度化した科学技術のさまざまな分野で貢献できる能力
• 数学および物理学の理論的学問研究による、幅広い問題解決能力。次世代の人材育成、科学技術システムの改革、豊かな科学文化の普及や創造に貢献できる能力

数物科学科・数学コース

　数学コースは、さまざまな問題に対応できる数学的思考力を持った女性を育成することを目的とする。そのために体系的に構築された専門教育と活発な研究活動を通して以下に示す資質・能力を修得させる。

• 数学の基礎となる知識や概念を習得することによって得られる数学的創造力
• さまざまな数学理論の研究活動を通して得られる論理的問題発掘能力
• 現代数学の能動的学習を通して得られる問題解決能力

数物科学科・物理学コース

　物理学コースは、幅広い自然科学の素養と物理の専門知識を持って社会で活躍できる人材を育成することを目的とする。そのために系統的な教育と実践的な研究活動を通して以下に示す資質・能力を修得させる。

• 全学共通科目、学部学科共通科目および他コース科目の履修を通して得られる、幅広い一般教養と自然科学一般の素養
• 体系的に編成されたコースの講義、演習、実験科目、卒業研究の履修を通して得られる、物理学の専門的知識
• 修得した素養や知識を基礎として、自ら学習し、また課題を追求・解決する能力
• 自身の知識や思考能力を社会の中で役立てるために必要な情報発信能力

数物科学科・数物連携コース

　数物連携コースは、知識基盤社会において基本的かつ多方面に応用可能な論理的思考力を身につけ、新たな課題を発見し斬新な方法論を開拓できる人材の養成を目的とする。そのために全学共通カリキュラムおよび学部・学科共通カリキュラムと連携した系統的な教育と実践的な研究活動を通して、以下に示す資質・能力を修得させる。

• 数学と物理学のバランスのとれた理解力
• 幅広い一般教養と自然科学一般の素養
• 数学・物理学に関して自ら学ぶとともに、その視点から課題を発掘・解決する能力
• 自身の知識や思考能力を社会の中で役立てるために必要な情報発信能力

化学生命環境学科

　化学生命環境学科では、自然科学に関する幅広い基礎知識や各コースの専門的な知識・技能をもとに、急速に変化する現代社会の理系分野において自ら課題を見出しその解決に取り組む能力を修得させる。また、自然科学に関する基礎及び専門知識やそれらにもとづく論理的思考力を社会の様々な場面で役立てるためのコミュニケーション能力を修得させる。

• 自然科学に関する幅広い基礎知識に基づいて自然科学に関する事象を俯瞰し理解する能力
• 専門分野の高度な知識や技能をもとに、自ら課題を発見しその解決に取り組む能力
• 基礎及び専門知識やそれらにもとづく論理的思考力を社会の様々な場面で役立てるためのコミュニケーション能力

化学生命環境学科・化学コース

　化学コースは、化学とその関連する自然科学の分野の世界標準の知識と応用力を持って社会で活躍できる能力を育成することを目的として、以下に示す知識や能力を、基礎的内容から応用分野までの系統的な教育と実践的な研究活動への参加を通して修得させる。

• 化学の専門家を目指すため、あるいは社会の各分野における職業のために必要な化学の体系的基礎知識
• 実践的な研究活動で化学における問題を解決する経験を通じて得られる、広く問題一般に対する解決能力
• 化学を中心とした自然科学の知識で裏付けられた素養をもとに、現代社会で起こる諸般の科学技術的な現象や問題について自ら論理的に思考することができる能力、および社会とのコミュニケーション能力

化学生命環境学科・生物科学コース

　生物科学コースは、生物科学を中心とした自然科学に関する正しい知識や論理的思考能力、高いコミュニケーション能力をもち、社会の健全な発展に主体的に関わることのできる人材を育成する。そのために、基礎的内容から応用分野までの幅広い教育および実践的な研究活動を通して、以下に示す能力を修得させる。

• 生物科学を中心とした自然科学の幅広い分野にわたる正確な知識を基に、論理的・創造的に思考する能力
• さまざまな問題を自ら発見し、その解決に取り組むことができる主体性と実践力　
• 科学的な知識や思考能力を社会の中で役立てるために必要なコミュニケーション能力

化学生命環境学科・環境科学コース

　環境科学コースは、広範囲の自然科学における学際的知識と応用・適応能力を持って社会で活躍できる人材を育成することを目的として、以下に示す資質・能力を身につけた人材を育成する。

• 幅広く確かな自然科学の基礎的素養と、環境科学に関する正しく健全かつ高度な知識
• 高度な基礎知識と自立的思考力に裏付けられた、環境問題の解決に貢献できる能力
• 狭い専門分野にとどまらず、異なる分野や専門家以外の人々に対し正しく知識を伝え、自らの能力を社会へ還元できるコミュニケーション能力