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大学院人間文化研究科 博士後期課程 複合現象科学専攻

概要・教育理念

 本専攻は、様々な複合的現象を基礎科学的に理解し、発展させるために数学、物理学の視点に本来複合的な要素を合わせ持つ情報科学の視点を加えた複合的なアプローチで教育研究を行うため、数学、物理、情報科学分野が相互に協力しあう「現象構造解析講座」、「複合自然構造講座」、「複合情報科学講座」の3講座からなっています。
 本専攻は、自然科学的な基盤に立脚しつつ、自然現象あるいは人間と自然や社会が関わるさまざまな現象を情報や数理的な方法を用い、複合的な視点から教育研究を行います。特に、複雑系やミクロとマクロの中間のメゾスコピック系における現象などに代表される、基礎科学的視点と応用科学的視点が深く関わる新しいタイプの現象に対して、法則・原理の発見、独創的理論の構築、さらには未知の現象の予測など、新たな技術革新の"芽"を生み出すような基盤的・発展的教育研究を行い、基礎科学的ブレークスルーに貢献できる人材を養成することを目指します。

教育理念

 本専攻では、自然科学的な基盤に立脚しつつ、自然現象あるいは人間と自然や社会が関わるさまざまな現象を情報や数理的な方法を用い、複合的な視点から教育研究を行います。
 特に、複雑系やミクロとマクロの中間のメゾスコピック系における現象などに代表される、基礎科学的視点と応用科学的視点が深く関わる新しいタイプの現象に対して、法則・原理の発見、独創的理論の構築、さらには 未知の現象の予測など、新たな技術革新の“芽”を生み出すような複合・発展的教育研究を行います。
 21世紀のさらなる高度情報化社会を支えるべく科学技術が発展していくためには、基礎科学的ブレイクスルーが不可欠と考えられています。このような取り組みを推進するためには、数学、物理学の視点に、本来複合的な要素を合わせ持つ情報科学の視点を加え、諸現象の理解や応用への複合的なアプローチについて教育研究を行う必要があります。
 本専攻では、数学、物理、情報科学分野が相互に協力しうる体制として「現象構造解析講座」、「複合自然構造講座」、「複合情報科学講座」を設け、小規模大学の特性を活かした少人数教育によるマンツーマンのきめ細やかな指導を精神として学問領域を越えた協力による学生指導を行います。

求める学生像

 本専攻では、高度な基礎科学の知識をもち、それに裏打ちされた複合的発展的教育研究がおこなえる能力を持った21世紀型人材の養成を目指しており、以下のような学生を求めます。

  • 自ら新たな問題を発掘し、それを基礎科学的観点から解決しようとする人
  • 新たな発見に対し、批判的検討の中から複合的発展的考察をおこなう人
  • 数学、物理学、情報科学などの基礎科学の素養の上に立って複合的発展的発想を行う能力を育てることの出来る教育者を目指す人
  • 大学、独立法人研究機関、企業の研究所などにおける以下の研究分野の教育研究および研究開発に従事できる中核的人材及び高度な複合科学的教育指導者を目指す人
  • 「IT、ナノテクノロジー関連の研究、量子効果素子、高密度ストレイジ技術などのハイテク基礎技術関連の研究、情報系(暗号、セキュリティなど)技術関連の研究、マルチメディア技術(画像処理、転送技術など)関連の研究、企業の企画・マーケティングに相当する部所の戦略企画、銀行、保険会社等の金融機関で新しい商品モデルの設計」

現象構造解析講座

 諸現象の中に潜む普遍的な法則と論理構造を研究し解明するための最先端の教育研究を行います。ミクロな世界の自然現象は厳密な数理構造を持つことも多く、 数学とミクロの世界の物理学が連携してこれを行います。この講座では、「複合自然構造講座」での教育研究とは相補的に、より普遍的な視点から認識を深める アプローチで新たな技術革新の"芽"に対する基礎科学的ブレークスルーの創出に関わる教育研究基盤を提供します。

小林毅
教授
自然科学系
三次元多様体論、結び目、絡み目の幾何学
松澤淳一
教授
自然科学系
代数曲面の群論的研究、群の表現論
片桐民陽
准教授
自然科学系
幾何学的変分問題、位相的グラフ理論
篠田正人
教授
自然科学系
統計力学に関わる確率モデルの研究
森藤紳哉
教授
自然科学系
フーリエ解析・ウェーブレット解析と函数空間論
比連崎悟
教授
自然科学系
ハドロン及び原子核の系における強い相互作用の理論的研究
宮林謙吉
教授
自然科学系
加速器を用いたCP非保存または重いハドロン分光学に関する実験的研究および粒子検出器開発
林井久樹
教授
自然科学系
加速器を用いた、素粒子の特性、反応メカニズムに関する実験的研究
梅垣由美子
准教授
自然科学系
ゼータ関数や L 関数に関する研究
高橋智彦
准教授
自然科学系
研究紹介集
大統一理論、重力の量子化、弦理論、弦の場の理論に関する研究
永廣秀子
准教授
自然科学系


複合自然構造講座

 基礎科学的視点と応用科学的視点が深く関わる新しいタイプの現象を示す物質の構造、あるいはその原理的メカニズムの解明などに関する教育研究を複合的な視 点で行います。例えば、ナノスケール(メゾスコピック系)での新しいタイプの量子伝導現象、カーボンナノチューブなどに代表されるナノスケールの物質の物 性、複雑系のカオスやパターン形成等の現象、特殊な相転移などに関する教育研究を、物理、数学分野を中心にした連携の下で行います。「現象構造解析講座」 の教育研究と相補的なかたちで、新たな技術革新の"芽"に対する基礎科学的ブレークスルーの創出に関わる教育研究基盤を提供します。

上江洌達也
教授
自然科学系
同一の相互作用を有する位相振動子系とXYモデルの統一理論の構築、連想記憶型相互作用を有する位相振動子系の同期非同期転移とXYモデルの相転移の研究
戸田幹人
准教授
自然科学系
生体分子の運動や量子情報過程を解明する非平衡統計力学的研究
吉岡英生
教授
自然科学系
強相関低次元電子系に関する理論的研究
小川英巳
教授
自然科学系
イオン-原子及びイオン-固体衝突に関する実験的研究
山本一樹
准教授
自然科学系
準結晶・金属間化合物・金属硫化物のX線による結晶構造に関する研究
清川修二
准教授
自然科学系
時間依存密度汎関数法による高密度プラズマのオパシティー、強磁場内のプラズマ中のイオンの電子構造および原子過程
狐崎創
准教授
自然科学系
ソフトマターの変形と破壊およびパターン形成に関する研究
角田秀一郎
教授
副学長
代数幾何学と数論幾何学の統一理論
柳沢卓
教授
自然科学系
流体力学に現れる非線型偏微分方程式の研究
山内茂雄
教授
自然科学系
X線天文衛星を利用した観測に基づく高エネルギー天体現象の研究
岡崎武生
准教授
自然科学系
多様体の整数論
石井邦和
准教授
自然科学系
研究紹介集
太田直美
准教授
自然科学系


複合情報科学講座

 本来複合的である「情報」という概念を軸に、計算機科学から自然環境変動に到る学際的で多彩な研究を展開し、数理科学の基礎に立脚した最先端の応用研究を 含めた教育研究を行います。IT、情報処理といった情報科学的教育研究、グローバル自然変動、生態環境などの境界領域的教育研究を情報、数学、物理の複合 的な視点から行うとともに、「現象構造解析講座」及び「複合自然構造講座」から発信される新たな技術革新の"芽"に対する発展的受け皿としての教育研究基 盤を提供します。

城 和貴
教授
自然科学系
加古富志雄
教授
計算機代数
近似代数計算アルゴリズムの研究
山下靖
教授
双曲幾何学
研究紹介集
低次元多様体の双曲構造の研究
高橋 智
准教授
数理生態学
研究紹介集
生態系の個体群動態と進化の数理モデルを用いた研究
高須 夫悟
教授
数理生物学
生物集団の構造および進化に関する数理的研究
林田 佐智子
教授
大気科学
衛星データ解析による大気リモートセンシング手法とその地球環境科学への応用的研究
村松 加奈子
教授
リモートセンシング
衛星データの画像処理による陸域自然環境変動の研究
新出 尚之
准教授
自然科学系
久慈 誠
准教授
大気科学
気象観測データ解析による大気環境の研究