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大学院人間文化研究科 博士前期課程 化学生物環境学専攻

環境科学コース

 環境科学コースでは、数学や物理、化学、生物といった従来の細分化された枠組みを越えて、学際的な自然科学を分野横断的に展開しながら、地球環境を探求します。この探究を通じて、時代の要請に応える高度専門知識を有する人材を養成します。
 これら2つの理念を実現するため、地球環境科学分野、数理生命システム分野、環境化学分野、生物環境学分野において、多岐多様な最先端の研究教育を行っています。  

<学位授与の方針>(ディプロマ・ポリシー)

【学位の前提となる教育理念】

 今我々は、ミクロからマクロまでの様々なスケールの現象として発現する環境問題に直面しています。環境科学コースでは、このような環境問題の解決に、高度な専門知識と技能を背景として国際的に活躍できる下記のような能力を身につけます。

【身につけるべき力】

・自然科学の一般的な基礎知識に基づく高度な教養
・環境科学に関する専門的な知識と技能
・各研究分野における研究背景、最新の研究成果と解決すべき課題を理解できる専門知識や技能
・国内外の研究分野における英語論文を理解し、それらを他者にわかりやすく説明できる能力
・学会や研究会等における発表を通して、研究成果をわかりやすく表現できるプレゼンテーション能力と、質疑応答に対応できるコミュニケーション能力
・研究成果を論理的に記述する能力

【学位授与の要件】

 上記の能力を身につけ、環境科学コースで定める所定の単位を修得し、修士論文審査会による最終試験に合格するなど、定められた修了要件を満たした学生に修士の学位を授与します。

<教育課程編成・実施の方針>(カリキュラム・ポリシー)

【基本的なカリキュラム構造】

 環境科学コースでは、地球環境科学、数理生命システム、環境化学、生物環境学のいずれかの分野に所属し、各分野における基礎から専門までの知識と研究を自ら遂行できる能力を身につけます。

【教育の内容と方法】

・化学生物環境科学専攻の教養科目群を履修し、自然科学の一般的な基礎知識に基づく高度な教養を身につけます。
・各分野の専門科目を履修し、各研究分野の基礎から専門的な内容に至る知識と技能を身につけます。
・セミナー科目では、各研究分野の研究背景や最近の研究結果について学び、修士課程における研究に必要な専門知識と技能、ディスカッションを通してコミュニケーション能力を身につけます。
・各分野の専門科目やセミナー科目では英語の教科書や論文を題材とし、英語論文を深く理解し、わかりやすく説明する能力を身につけます。
・化学生物環境学特別研究では、教員指導の下で学生自ら工夫して研究を行い、思考力・実践的な研究能力を身につけます。得られた研究結果については、各研究グループでの研究の進捗状況の報告やディスカッションを通して、論理的に説明する力やコミュニケーション能力を身につけます。教員の指導のもと、修士論文を作成し、論述力を身につけます。
・環境科学特別講義、環境科学学外研修、グローバル生物環境科学概論を履修することにより、より深い専門的知識や技能、幅広い視野、コミュニケーション能力、他者との協調性やグローバルな素養を身につけることができます。

【学修成果の評価】

 学修成果の評価は、それぞれの開講科目のシラバスに示された成績評価の方法に従い、科目の形態に応じて、試験やレポートなどにより行います。

<入学者受入れの方針>(アドミッション・ポリシー)

【入学者選抜の前提となる教育理念】

  環境科学コースでは、高度な専門知識と技能を背景として、環境問題の解決に貢献できる国際的な人材を育成することを目指しています。

【求める学生像】

 本コースの教育目標を理解した上で、環境問題にかかわる自然現象一般に強い好奇心を持ち、環境問題の解明や解決に貢献したいという情熱と意欲のある学生を望んでいます。入学時までに、以下のような能力を身につけておくことを希望します。
・大学の理系学部における教養および専門教育を修了した程度の基礎学力、論理的な思考能力とコミュニケーション能力を備えている。
・実験や実習、演習、卒業研究やセミナーなどを通して、問題発掘とその解決に向けた取り組みについて経験を積んでいる。
・英語について科学論文を読むために必要な基礎的な能力を備えている。

【入学者選抜の方法】

 入試は、推薦選抜、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜により行っており、希望者を幅広く受け入れています。


教員の研究紹介

地球環境科学分野
林田 佐智子
教授
大気科学
衛星データ解析による大気リモートセンシング手法とその地球環境科学への応用的研究
キーワード:衛星観測、大気微量成分、温室効果気体、オゾン、地球温暖化、大気汚染
村松 加奈子
教授
リモートセンシング
衛星データの画像処理による陸域自然環境変動の研究
キーワード:リモートセンシング,総生産量,純一次生産量,土地被覆分類
久慈 誠
准教授
大気科学
気象観測データ解析による大気環境の研究
キーワード:雲、エアロゾル、水蒸気、日射エネルギー
野口 克行
助教
地球および惑星大気科学
衛星・探査機等のデータ解析による地球および惑星大気環境の研究
キーワード:惑星大気、火星、金星
数理生命システム分野
高須 夫悟
教授
数理生物学
生物集団の構造および進化に関する数理的研究
キーワード:数理モデル、生態学、動物行動学
高橋 智
准教授
数理生態学
研究室HP
生態系の個体群動態と進化の数理モデルを用いた研究
キーワード:左右性,頻度依存選択,振動,不和合性,進化
瀬戸 繭美
助教
数理生物学
数理的手法による生物と物理化学的環境の相互作用に関する理論研究
キーワード:地球微生物学、生態系生態学、環境リスク
環境化学分野
中沢 隆
教授
プロテオミクス
考古学および文化財科学における歴史環境指標タンパク質の化学的研究
キーワード:タンパク質、有機化学、生化学、質量分析、考古学
三方 裕司
教授
環境分析化学
環境分析のためのツールとなる化合物の開発
キーワード:蛍光、センサー、亜鉛イオン、カドミウムイオン
吉村 倫一
教授
環境コロイド化学
環境負荷低減型界面活性剤の開発とコロイド粒子を用いた汚染物質の除去に関する研究
キーワード:界面活性剤、環境負荷低減、コロイド、環境汚染物質
竹内 孝江
准教授
環境質量分析学
文化財保存のための微生物の生態化学と極微量分析
キーワード:反応動力学、量子化学、化学質量分析学、文化財保存、化学生態学
生物環境学分野
佐伯 和彦
教授
微生物ゲノミクス
研究室HP
細菌間の競合と進化に関する研究
キーワード:根粒菌、菌体外分泌系、マメ科植物、光合成細菌
酒井 敦
教授
環境生物学
研究室HP
化学物質を介した植物個体間相互作用(他感作用)の生理生態学、生化学
キーワード:他感作用、接触形態形成、光合成、過敏感細胞死、葉の赤色化
保 智己
教授
環境生物学
研究室HP
動物への環境光の影響とその受容機構の解明
遊佐 陽一
教授
応用生態学
淡水・海洋生物の生態・保全・防除に関する研究
キーワード:貝類,甲殻類,生活史,種間関係,外来種
井田 崇
准教授
進化生態学
研究室HP
植物の繁殖生態に関する研究
キーワード:進化生態学,フェノロジー,ポリネーション,交配様式,資源分配
片野 泉
准教授
陸水生態学
研究室HP
陸水生態系の生物多様性維持機構と保全に関する研究
キーワード:河川,水生昆虫,食物網
佐藤 宏明
准教授
陸上生態学
研究室HP
動物と植物の相互関係に関する実証的研究
キーワード:寄生蜂,生活史,潜葉性昆虫,鱗翅目,系統地理
奈良 久美
准教授
環境生物学
研究室HP
植物の環境に応答した生長制御に関する研究
キーワード:シロイヌナズナ MRI 概日時計 高温ストレス 塩ストレス