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大学院人間文化総合科学研究科 博士前期課程 数物科学専攻

不思議に満ち溢れた自然の謎解きに挑む

 数物科学専攻は、数学と物理学の高度な教育を通じて、高い水準の数学と物理学の専門知識を備えるとともに、社会のグローバル化、価値観の多様化、予測不能な自然・社会現象に対応できる広い視野と多様な価値観を持ち、高度化した社会の中で、国際的に活躍できる人材を育成することを目的としています。

カリキュラムの概要

 本専攻では、数学と物理学が連携した教育を推進することにより、視野を広げるとともに多様な方法論を身につけるための教育を行っています。学生は、教養科目群、数学コース、物理学コース、数物連携コースの専門群、論文作成群および実践群からなる下記のカリキュラムを履修します。

  • 専攻共通科目として開講される教養科目群では、数学と物理学の入門的内容から最先端の話題にまで、幅広い視野に立った知識を学びます。また、研究倫理科目により、研究推進に必要な倫理感を養います。
  • 各コースに設置された専門群の科目により、数学および物理学の専門知識と思考方法を培います。
  • 論文作成群の科目では、教員の指導の下で最先端の研究を行い、新たな課題の発見能力およびその課題の解決能力を培うとともに、研究室でのセミナーを通して、研究成果を発表する能力を身につけます。
  • 短期の海外留学やサマースクール等に参加することにより国際的な情報発信力を身につけます。理学部からの6年一貫教育プログラムの先取り履修制度等を利用することにより、留学など学外での学修を自ら柔軟に設計することが可能です。
  • 所定の科目を履修することにより数学あるいは理科(物理)の中学・高校の専修免許が取得できます。

求める学生像

 世の中にはさまざまな自然現象や社会現象が存在しますが、そのような現象の中に隠れている原理について強い好奇心を持ち、それに対して理論的あるいは実験的につきつめて明らかにしようとする探究心や個性的な発想をもつ意欲的な学生を求めます。