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人間科学科:平成25年度までのスタッフ構成

 

教育学・人間学コース

西村 拓生
NISHIMURA Takuo
教授 たとえば音楽、たとえば芝居−−それらのパフォーマンスに接したり、自ら演じたりして、自分が根底から揺り動かされ、変容したように感じた経験はありませんか。そのような美的な経験が人間形成にとって重要な意味をもつ、という考え方が、洋の東西を問わず古代から存在しました。それらの思想の検討を通じて、現代における美的経験の人間形成的意義を問い直したいと思っています。
  • 専門:教育思想史
  • 研究テーマ:芸術教育論・美的教育論の思想史的検討
  • 主な担当科目:教育史特殊研究、子ども史特殊研究、教育史演習
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伊藤 一也
ITO Kazuya
准教授 教育人間学とは、教育において、教育との関係において人間のあり方を問う学問です。その際、教育というのは、広く人間の文化的営為として考えることができます。私は、現在では特にオランダの教育学者であるランゲフェルトの教育人間学に興味をもって研究しています。
  • 専門:教育哲学
  • 研究テーマ:教育人間学
  • 主な担当科目:教育学概論、教育人間学特殊研究、教育人間学演習
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保田 卓
YASUDA Takashi
准教授 義務教育をはじめとする学校教育制度は近代になって整備されましたが、その背景には産業化・都市化・情報化など社会全体の構造変動がありました。高校ばかりでなく大学や大学院までもが進学率を伸ばしつつある今日、教育はますます社会に浸透し、そして固有の価値と論理をもって行われ、語られています。こうした現代教育の在り方を、社会システム理論という道具を使って研究しています。
柳澤 有吾
YANAGISAWA Yugo
教授 「ひとそれぞれでいい」「個人の自由」といった言葉の背後には、旧来の抑圧的制度や規範からの解放だけでなく、拠りどころを失ってアトム化する人間の姿も垣間見えます。のめり込むように何かを妄信するのもその反動かもしれません。自己と他者を隔てているもの、あるいは自己と他者を繋ぐものはいったい何なのか、現代社会の倫理的諸問題を通して考えていきたいと思っています。
功刀 俊雄
KUNUGI Toshio
教授 私の「からだ」は誰のもの? 「身体の自由」って何? 人の命はどれだけ大切にされてきたのだろうか? 国家・社会・親密圏・個人との関わりで「からだ」はどのようなものとして捉えられ、どのようなものとして教育されてきたのだろうか? あるいはまた、そこでは「からだ」の科学はどのような役割を果たしてきたのだろうか?
  • 専門:身体文化史
  • 研究テーマ:体育・スポーツ・健康教育の近現代史
  • 主な担当科目:身体文化史特殊研究、身体文化史演習
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鈴木 康史
SUZUKI Koshi
准教授 近代日本を「身体」という視点で切り取ると何が見えてくるでしょうか。既存の学問では見えなかったさまざまな領野の思わぬつながりが見えてきます。遊び、健康、スポーツはもちろん文学、思想、政治、経済からマンガや音楽まで。歴史学、社会学の方法を援用しながら、こうした多様な領野を横断し、文化史、社会史、思想史的な研究を行っています。
  • 専門:身体文化学
  • 研究テーマ:近代日本の身体文化・大衆文化論、ユースカルチャーの社会史
  • 主な担当科目: 身体教育学特殊研究、子どもメディア社会論特殊研究、遊び文化論特殊研究
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子ども臨床学コース

真栄城 輝明
MAESHIRO, Teruaki
教授 東洋文化から生まれた内観療法の視点を基に、個人、家族、集団を研究対象にしております。 とりわけ、アルコール依存症、薬物依存症、摂食障害、買い物依存症の心理臨床に取り組んできた経験から、子どもの心身症や問題行動の背後に潜在する家族病理に注目するようになりました。
したがって、子どもが呈する問題を解決していくためには、家族、学校、社会を視野に入れる必要があると考えています。そこで、子ども臨床学を研究する際に、臨床心理学の立場から、学校現場や自助グループなどへも出かけて行き、実践的研究を大切にしています。
  • 専門:臨床心理学、心理査定論、内観療法論
  • 研究テーマ:カウンセリング論、内観療法による心理療法論、家族療法論、学校カウンセリング論、非行心理臨床論、心理査定論
  • 主な担当科目: 子ども臨床心理学概論、家族臨床学特殊研究
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本山 方子
MOTOYAMA, Masako
准教授 人生は学びの連続です。学校で科学や芸術を学び、職業人として熟達し、人生経験を積み知恵をつけていきます。学ぶこと教えることに伴う困難や課題を他者との関わりを通してどのように解決し、自分らしさを追究しているのか、という課題に取り組んでいます。
  • 専門:教育心理学、子ども学
  • 研究テーマ:学校およびコミュニティにおける学習・発達過程、教育・学習環境のデザイン
  • 主な担当科目: 子ども学概論 、教育心理学特殊研究、子ども活動デザイン論特殊研究
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藤井 康之
FUJII, Yasuyuki
准教授 小学校音楽における音・音楽、子ども、教師のあり方がどのようなものなのか、そこにはどのような課題と可能性があるのか、歴史的な手法を用いて、現在の学校音楽とのかかわりを意識ながら研究しています。このことを通して、人間あるいは子どもにとって、音楽がどのような意味を持つのかを探究したいと考えています。
  • 専門:音楽教育学、音楽教育史
  • 研究テーマ:戦前期小学校音楽の歴史的研究、カール・オルフの音楽教育、音楽授業のフィールド研究
  • 主な担当科目: 音楽概論、音楽表現特殊研究、音楽教育演習
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総合心理学コース

麻生 武
ASAO Takeshi
教授 ここ数年の短期的なテーマとしては、就学前の子どもたちがロボットと自然な動物とをどのように行動レベルで区別している関心があります。長期的には「私の心」という意識がどのように発生するのか解明したいと考えています。
  • 専門:発達心理学
  • 研究テーマ:コミュニケーションと自我の発達(共同性の成り立ち)
  • 主な担当科目:発達心理学特殊研究、乳幼児心理学特殊研究、 総合心理学文献演習 (特)・(監)
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中山 満子
NAKAYAMA Michiko
教授 情報化社会に生きる人間の行動や心理、社会が変わって変わるものは何か、 社会が変わっても変わらないものは何かを考えていきたいと思っています。現在はITを利用して親が子どもの見守る(監視する)行動とその親子関係への影響、母親同士の友人関係(いわゆるママ友関係)に関する研究に取り組んでいます。
天ヶ瀬 正博
AMAGASE Masahiro
准教授 人間の現実と生きている世界に根ざした認識を研究しています。そのような現実に即応した認識研究から認知心理学の有効性と限界を手探りしながら、他の研究分野と連携して人間のよりよい生の実現へと向けて一歩一歩進んでいきたいと思っています。

スポーツ科学コース

井上 洋一
INOUE Yoichi
教授 身体活動を含む現代のスポーツは、多様な価値が認められ、人権、環境、契約、安全などの法律的かかわりが生じています。たとえば、オリンピック選手の選考やドーピングによる資格剥奪などの紛争等マスコミをにぎわすような事件も起こってきました。これらスポーツと新しい法的問題を研究しています。
  • 専門:スポーツ法学
  • 研究テーマ:スポーツにおける法的諸問題
  • 主な担当科目:スポーツ法学概論、体育・スポーツ事故論特殊研究、スポーツ法政論特殊研究
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藤原 素子
FUJIWARA Motoko
教授 身体運動は脳からの指令により、神経と筋の働きによって遂行されます。バイオメカニクスとは、生理学や力学の面から身体運動のしくみについて明らかにする学問であり、動機となる心理的な側面からも"よりよい動き"について研究しています。
  • 専門:バイオメカニクス、運動生理学
  • 研究テーマ:身体運動におけるスキルの熟練機構
  • 主な担当科目:スポーツバイオメカニクス概論、運動制御論特殊研究、スポーツバイオメカニクス演習
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成瀬 九美
NARUSE Kumi
教授 こころの動きはからだの動きとなる。日常空間で無意識に表出されるしぐさや身ぶりから、舞踊や伝統芸能の意図的で洗練された表現まで、さまざまな身体表現を取り上げながら、人間にとっての身体表現の意味を考えます。また動きの持つコミュニケーション機能や心身への作用特性について、脳波、呼吸、心拍などの測定や動きの観察を通して研究しています。
  • 専門:身体表現学
  • 研究テーマ:動作速度調整から見た身体的コミュニケーションについて
  • 主な担当科目:身体表現学概論、身体表現学特殊研究、身体表現実習
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星野 聡子
HOSHINO Satoko
准教授 ヒトは社会的な生物です。環境に適応するためには生理的・心理的・行動的にどのように反応しているのでしょうか。ストレス環境における運動・行動時の最適パフォーマンスや生理的覚醒・情動的覚醒について生理的測度を従属変数として評価し、メカニズムの解明やセルフコントロールの可能性について研究しています。
  • 専門:スポーツ精神生理学
  • 研究テーマ:競技力に反映される情動と自律神経系応答との関係
  • 主な担当科目:人体生理学概論、スポーツ生理学概論、スポーツ精神生理学特殊研究
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石坂 友司
ISHIZAKA Yuji
准教授 オリンピックに代表されるスポーツ・メガイベントがどのような社会的背景・力学で開催されるのか、なぜ都市・地域・国家はメガイベントを必要とするのかについて、歴史社会学の視点から研究を行っています。また、イベント開催後に生み出される遺産と課題、地域変容について、長野オリンピックを事例にフィールドワークをしながら探求しています。
  • 専門:スポーツ社会学
  • 研究テーマ:スポーツ・メガイベントと遺産、都市・地域変容
  • 主な担当科目(学部):体育社会学、生涯スポーツ論概論、コミュニティ子ども特殊研究
  • 主な担当科目(大学院):スポーツ社会学特論、スポーツ社会学演習
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中田 大貴
NAKATA Hiroki
准教授 ヒトの日常生活における動作やスポーツ活動は、視覚、聴覚、体性感覚などの感覚情報と、脳からの運動指令を組み合わせることによって成り立っており、その認知神経メカニズムについて研究しています。また感覚情報を受け、動作をするのか、しないのか、するとしたらどのように行うのか、といった意志決定メカニズムについても研究しています。
  • 専門:スポーツ心理学、認知神経科学
  • 研究テーマ:ヒト脳における感覚運動統合処理過程、運動遂行・抑制の意志決定メカニズム
  • 主な担当科目(学部):スポーツ心理学概論、スポーツ心理学演習
  • 主な担当科目(大学院):スポーツ行動心理学特論、スポーツ行動心理学演習
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人間科学科共通

辻 敦子
TSUJI Atsuko
助教 教育という営みは、「目に見えないこと」や「形なきもの」によって駆動されています。また、言葉は世界を形なきものから形あるものへと飛躍させます。私たちが何を「教育」と見なすのかも、言葉において、何がどのように象られるのかに関わっているのではないでしょうか。「目に見える成果」という形では掬い切れない、教育の彩りのようなもの・ことを、「物語(ナラティヴ)」という観点から考えたいと思っています。
  • 専門:教育人間学・臨床教育学
  • 研究テーマ:人間形成論・教育と物語
  • 主な担当科目:教育学研究演習、教育学卒業演習
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