古代文化学コース

大学院へのいざない

古代文化学コース

令和5年度よりコース再編を行う予定です。詳しくはこちらをご覧下さい。

コース紹介

木簡について学生に講義する舘野先生

 

奈良は古代日本文化の発祥の地であるとともに、遠くシルクロードにつながる国際的文化交流の中心でもありました。本コースは日本古代史学、中国古代史学、考古学、日本東洋美術史学で構成されており、古文書、遺跡・遺物、木簡、竹簡、絵図、造型美術など「もの」や祭りや宗教儀式など「儀礼」を資料と捉えることを通じて、古代文化のすがたかたちを地域に即して明らかにしようと意図しています。既成の学問の枠組みを乗り越えて、互いに意見交換を行うことで教育研究を高め合う、極めて学際性の高いコースです。
 文化系の学問といっても、決して机の上でのみ教育研究が終始するわけではありません。自分の足で実地に調べ、柔軟に考え、感じ、表現できる人を育てることが目標です。そのためには大学が位置する奈良という場所あるいは各学生の出身地をはじめ日本各地の遺跡や社寺や博物館などをめぐるフィールドワークを重視します。本コースに所属する学生は一人ひとり自分の研究課題をみつけ、それを追求する積極的な姿勢が求められます。

スタッフと主な担当授業

  • 佐原康夫 中国古代学特論、中国古代学演習
  • 宮路淳子 考古学特論、考古学演習
  • 佐藤有希子 日本美術史特殊研究 日本美術史演習 
  • 進路

修士論文執筆のための準備段階で培ったフィールドワークと情報整理の能力を生かして、マスコミなど社会の第一線で活躍する先輩や、教職や学芸員等の資格を取得し、それを活用できる教育委員会や研究所などで働く先輩、また博士後期課程に進学してさらに自らの研究を極めようとする先輩がいます。

例)講談社、思文閣出版、奈良市役所、元興寺文化財研究所、橿原市教育委員会文化課、橿原考古学研究所、佐賀県教育委員会、芦屋市教育委員会ほか (順不同。学部卒業生を含む。属託勤務者を含む。)

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