大学院人間文化研究科博士前期課程: 人間科学専攻

大学院へのいざない

大学院人間文化研究科博士前期課程: 人間科学専攻

本専攻は、学部における専門的な知識を踏まえ、人間と人間の諸行動について、より高度な教育と研究を行います。その構成は、教育学・人間学コース、心理学コースです。
 本専攻は、文部科学省「大学院教育改革支援プログラム」に採択された教育プログラム「女性の高度な職業能力を開発する実践的教育」を実施しています。
※本専攻では平成30年4月より組織改編とそれに伴う専攻名称の変更を行いました。詳しくはこちらをご覧下さい。

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本専攻の三つのポリシー

こちらをご覧下さい。
 

各コースの紹介

教育学・人間学コース

 教育学・人間学コースは,人間形成と人間存在に関わる幅広い事象---- 教育の思想と実践、哲学・倫理学上の思想的諸問題、身体表現や身体文化、芸術、メディア等を教育・研究の対象とします。
 「教育学分野」では、人間の成長・発達及び教育の構造について原理的・歴史的・実証的に解明を試みます。
 「哲学・思想分野」では、人間をその存在そのものにおいて根本的・原理的に究明し、社会の倫理的基盤について考察します。
 「音楽教育学分野」では、音楽と人間のかかわりを根源的に問うために、歴史・社会・文化を含めた複眼的な視点からアプローチしていきます。
 「身体文化学分野」では、身体という切り口から文化の多様な側面について歴史学的・社会学的な理解を試みます。
 本コースでは、文献資料による理論的研究、観察・インタビュー・アンケート等の調査による実証的研究など、多様な研究方法を批判的に吟味しつつ活用します。
 現代社会における様々な人間の営みについて生き生きとした関心を持ち、その問題点を原理的に探究するとともに創造的に克服していく、高度な専門的能力を身につけた学生を育てます。

心理学コース

 心理学コースでは、人間の心理と行動そして人間関係の諸側面を、学生自らさまざまな角度において研究し、その専門性を活かした高度職業人や研究者になることを目指します。そのために、認知心理学から、発達心理学、社会心理学、臨床心理学の高度な方法と見地を習得し、理論と実践の両方を視野に入れてそれらを活用して、人間を探究します。また、主に実験や調査による量的研究と主にフィールド観察や面接による質的研究のどちらの方法においても、現象を深く鋭く探究し、専門性を高めていきます。 
本コースは、公認心理師資格および臨床発達心理士資格を取得するための授業科目と実習からなる養成課程を備えています。
人間をより深く理解するには、高度な思想性と倫理性において活用されるさまざまな知識や技術が必要です。 同時に、心理学は何を目指すのか、本来的な人間の幸福はどのようなことであり、それに貢献する学術はどうあるべきかなど、研究の社会的意義を常に問う姿勢が求められます。人類及び人類社会の種々の課題解決への関心において、人間におけるあらゆる現象への探究心をもって、個々の研究や実践の意味を問い、研究と実践への志と意欲ある学生を求めます。

教育理念

人間科学専攻は、人間の諸行動や諸活動について高度な教育と研究を行い、理論と実践の両面から専門性を深め、研究を通して社会に貢献する人材を育成することを目的としています。本専攻では、教育学・人間学コース、心理学コースの2コースが連携して、哲学・思想、教育学、心理学、音楽、身体文化学等の研究を通して専門性を深め、教育や支援の現場における実践や応用の視座も有しながら、人間の存在と形成、行動について広い視野から深く総合的に学びます。

求める学生像

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・専門分野に関する基礎的知識
・資料や文献を読み解くための語学力
・資料の分析、実験や観察、フィールド調査などの研究方法に関する知識と能力
・調査結果や文献などを適切に分析し、論理的に説明する能力
・学部での学修
・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を社会に還元する意欲

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